ライフスタイル

2020.07.12 10:00

この夏最も安全なヨーロッパ旅行、20の行き先(ワルシャワなど)

観光業がGDPの15%を占める島、マルタ


15. ボーヒニ(スロベニア)


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欧州委員会からヨーロッパ最高の持続可能な観光地の1つに選定されているボーヒニは、自然やアウトドアスポーツ、トレッキング、地場産品、工芸品、本物の体験を楽しみたい旅行者にうってつけだ。

スロベニア北西部の上カルニオラ地方に位置し、ジュリア・アルプス山脈の盆地にある。「ヨーロッパの緑の楽園」の1つとして有名で、自然志向の強いスロベニアでも特に緑が多い。

スロベニアは新型コロナウイルスの影響が小さく、感染率は被害が特に大きい国の10分の1。人口当たりの病床数は、ほとんどのヨーロッパ諸国よりも多い。ボーヒニから首都リュブリャナの空港や病院までは、40分ほどで行ける。
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7月1日に観光客の受け入れを再開する。入国後の一時待機は必要ない。

16. マルタ


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マルタは観光業がGDPの15%を占める。

ターコイズブルーの地中海はもちろん、島に息づく豊かな歴史と文化もマルタの魅力だ。

「ヨーロッパでもとびきり美しい島の魅力を発見してみよう。ビーチタオルを敷いて寝そべりたいなら、マルタにはリビエラ・ビーチをはじめ、多くの砂浜がある。今年の夏、できるだけ人との距離を取りたければ、ゴゾ島に滞在するといい。本島よりも小さく、自然やハイキング、スキューバダイビングを楽しむのに最適だ」とEBDは勧めている。

マルタでの新型コロナウイルス感染率は、被害が特に大きいヨーロッパ諸国の55分の1。国内の人口当たり病床数はフィンランドやアイルランド、英国よりも多い。医療は逼迫しておらず、いざというときは旅行者も入院できる。

観光シーズンは7月1日に再開するが、ホテルは6月1日から営業している。

17. グダニスク(ポーランド)


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バルト海に面したグダニスク湾の南岸に位置するグダニスクは「バルト海の真珠」とも称され、人気上昇中のポーランドでも特に熱い視線を集めている。

1000年の歴史を持つ地区は、よそでは見られない美しさだ。だから「都市を旅したいなら迷わずグダニスクに決めよう」とEBDは勧めている。

ポーランドは他のヨーロッパ諸国に比べて新型コロナウイルスの影響が20分の1で、人口当たりの病床数も大半の国より多い。さらに、観光客を迎えるため、ホテルやレストラン、店舗で衛生対策がとられている。

グダニスクは冬休みに訪れるのもいい。この町のクリスマス・マーケットはヨーロッパで最も美しいクリスマス・マーケットの1つに数えられている。

7月1日に観光客の受け入れを再開する。入国後の一時待機は必要ない。

18. ビリニュス(リトアニア)


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リトアニア南東部にあるビリニュスは、首都にして最大の都市である。歴史的建造物の残る旧市街は、世界遺産に登録されている。第二次世界大戦前にはヨーロッパ最大規模のユダヤ人社会があったことから、「リトアニアのエルサレム」の愛称がつけられた。

EBDによれば、ビリニュスは家族連れやカップルの旅行にも、一人旅にもぴったりの観光地であり、「ヨーロッパのほとんどの首都より2倍安全」だ。「ビリニュスは多くの顔を持っている。迷宮のような旧市街、小ぎれいなビジネス地区、エレガントな中心街、多くの広場や公園、歴史ある郊外。そのすべてが一体感をもって調和している。どんな見方をしても違和感がない」(EBD)

有名な旧市街は、ビリニア川とネリス川が交わる美しい低地にある。砦に隣接し、かつてはビリニュス城に守られていた。

夏に行けないならクリスマスのビリニュスを検討してみよう。この町のクリスマス・マーケットはヨーロッパ屈指の美しさで、クリスマスツリーもヨーロッパで最も美しいと評されている。

リトアニアの新型コロナウイルス感染率は、被害が特に大きいヨーロッパ諸国の20分の1。人口当たりの平均病床数も、ドイツとオーストリアに次いで多い。7月1日に観光客の受け入れを再開する。入国後の一時待機は必要ない。
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翻訳・編集=門脇弘典/S.K.Y.パブリッシング

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