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2020.07.12 10:00

この夏最も安全なヨーロッパ旅行、20の行き先(ワルシャワなど)


12. リエカ(クロアチア)


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リエカはアドリア海のクバルネル湾に面する主要港湾都市で、プリモリェ=ゴルスキ・コタル郡に属し、規模はザグレブ、スプリトに次いで3番目に大きい。

戦略的に重要な位置にあり港の水深も深いことから、たびたび攻め込まれた歴史を持つ。イタリアやハンガリー、クロアチアなどが何世紀にもわたり支配権を奪い合った。

2020年に欧州文化首都とヨーロッパ最高の旅行先に選出されたリエカは、今年の夏に安全なヨーロッパ旅行をしたいなら最適な土地だ。「クロアチア人の愛するコーヒーテラスや、透きとおる海沿いにある多くの浜辺を楽しめる」とEBDは勧めている。

クロアチアはヨーロッパの中でも新型コロナウイルスの影響が小さく、感染率は他のヨーロッパ諸国の20分の1。医療体制も整備され、人口当たりの病床数はヨーロッパでトップレベルにある。

7月1日に観光客の受け入れを再開する。入国後の一時待機は必要ない。

13. ワルシャワ(ポーランド)


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「ワルシャワはヨーロッパで最もすばらしい都市の1つ」とEBDは絶賛する。

ワルシャワの歴史は、いかなる状況にも屈せず、復活して前に進んできた人々がつくり上げた。コロナ禍でもポーランド人は、「ワルシャワは2度の世界大戦を生き延びた。この災難にもきっと打ち勝つから今に見ていろ!」という明快なメッセージを発している。

ワルシャワはポーランドの首都にして最大の都市である。最高レベルの世界都市に格付けされ、世界中から大勢の旅行者を集める。旧市街が世界遺産に登録されるなど、文化・政治・経済のハブでもある。

「ポーランドの多くの都市と同じく、ワルシャワは人に恵まれている。この都市の人々は伝統にも新しいものにも敬意を払う。すばらしい美術館や博物館、第二次世界大戦後に復元された旧市街、クラシック音楽(特にショパン)にゆかりの場所があるかと思えば、現代風のカフェやバー、夏の屋外コンサート、入れ代わりの激しいショップもある」とEBDは解説している。

ポーランドはポルトガルやギリシャと並び、ヨーロッパの中でも新型コロナウイルスの影響が小さく、感染率は被害が特に大きい国の20分の1。国内の医療は逼迫しておらず、人口当たりの病床数はオランダやスイスよりも多い。

7月1日に観光客の受け入れを再開する。入国後の一時待機は必要ない。

14. ウィーン(オーストリア)


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ウィーンは歴史好きやカップル、家族連れで一年中にぎわっているが、その多くは安全で落ち着いた旅をしたいという理由からだ。

EBDによれば、「それは単なるイメージではなく数字にも表れている。他のヨーロッパ諸国の首都と比べて犯罪発生率は3分の1と低い」

ウィーンはヨーロッパでとりわけクオリティ・オブ・ライフが高い。公園が多く、環境に優しい交通手段もあり、観光客は都市と自然のいいとこ取りができる。じっくり旅行の計画を立てたいなら、12月に行くのもオススメだ。ウィーンのクリスマス・マーケットはヨーロッパ最高ランクの評価を得ている。

オーストリアはヨーロッパでも新型コロナウイルスの影響が小さく、感染率は10分の1ほど。7月1日に観光客の受け入れを再開する。それまでは入国の際、感染していないことを示す健康診断書が必要になる。
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翻訳・編集=門脇弘典/S.K.Y.パブリッシング

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