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マヨイアイオイクラゲ(Photo by Press Release of Schmidt Ocean Institute)

地球上で最も体が長い生き物と言われれば、何を思い浮かべるだろう? それは、ゲル状の細胞で出来た、糸のような形をした海の生き物であるマヨイアイオイクラゲだ。

西オーストラリアの海底を1カ月に渡り潜水艦で探査中だった研究チームは先日、この生き物を撮影することに成功した。マヨイアイオイクラゲはクダクラゲ(管クラゲ)の一種で、体長は約46メートルもあり、シロナガスクジラよりも15メートルほど長い。ただし、本当の体の長さはもっと長い可能性もあるという。

「マヨイアイオイクラゲの全長は、合計120メートル近くに及ぶ可能性もある」と、調査を実施したシュミット海洋研究所の広報担当のLogan Mock-Buntingは述べている。

マヨイアイオイクラゲは、その名の通りクラゲの1種であり、プランクトンを食べているが、より大きな魚類を捕食する場合もあるという。この生き物が特徴的なのは、1個体として存在するのではなく、遺伝的に同じ複数の個体がまとまり、群体という構造をとっている点だ。

それぞれの個体は、単体では生きて行けず、糸のようにまとまってマヨイアイオイクラゲとして生きている。各個体はコロニーの中で、摂食や攻撃、防御、泳ぎなど、特定の役割を担っている。個体の構成パターンは、マヨイアイオイクラゲの種全体で共通しているが、順序は種ごとに異なるという。

これらの個体が一つ一つ、つながることによって地球上で最も長い生き物として存在している。

編集=上田裕資

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