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小規模企業の成功の鍵は何だろうか? それは資金繰りでも事業計画でもなく、「自信」だ。米企業キャベッジ(Kabbage)の新たな調査では、起業家、特に小企業の経営者が自信の低さに悩まされていることが明らかになった。

調査結果からは、小企業の大半が自社の売上高成長率が他社よりも低いと考えていることが示された。具体的には、回答企業の60%が自社の売上高成長率を同規模の会社の中央値よりも低く評価していた。だが実際のキャッシュフローと売上高を比べた場合、回答企業の大半が健全な業績を出していた。

では、こうした経営者はなぜ自社のパフォーマンスを悲観的に考えているのだろう? また、これは意思決定にどのような影響を与えているのだろうか?

小企業の経営者が自信を持てない理由


自信のなさにより、経営者は本来なら小企業の成功につながる機会を避けたり、諦めたりしてしまう。カリフォルニア大学バークレー校ハース・スクール・オブ・ビジネスのドン・A・ムーア教授(経営学)によると、小企業経営者が自社のパフォーマンスを低めに評価することには理由がある。

「自信のレベルが意思決定にもたらす効果を20年にわたって調査した結果として、起業家は自信過剰な人が多いことが分かっている。しかしこの調査では、小企業経営者が自社を他社と比べたときに、パフォーマンスを低く捉え過ぎる傾向があることが示された。この理由としては、人は難しい業務を行うときに自分を平均以下に評価しがちであることが考えられる。端的に言えば、あるタスクが難しい場合、人は自分が他者より劣っていると思い込むのだ」

自信の低さが意思決定に与える影響


自信の低さは、意思決定にも影響する。ムーアは「自信が低い人は、そのまま続けていれば実は成功していたはずの競争からも離脱することを選ぶ傾向が強い」と述べている。つまり、貫き通す人と諦める人の間の主な違いは自信なのだ。

しかし幸いなことに、自信は改善できる。必要なのは、集中力と決意だ。また、自信を培うことには他のメリットもある。心理学者のアルバート・バンドゥラの社会認知理論によると、自信に満ちた人はストレスが少なく、より大きな努力をし、活動をより長く続け、困難に直面したときの回復力も強い。

編集=遠藤宗生

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