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動画アプリ「TikTok」が有害コンテンツから子供たちを守る、新たなセーフティ機能の導入をアナウンスした。

2月19日に導入された「ファミリー・セーフ・モード(Family Safety Mode)」により、親たちは子供がアクセスするコンテンツを制限することができる。さらにダイレクトメッセージ機能の停止や、利用時間に制限を加えることも可能になる。この機能は、保護者が子供のアカウントと自身のプロフィールをリンクさせることで利用可能になる。

TikTokはまたアプリ内で、長時間の利用を控える警告を行うようになった。

これらの機能は、米英の規制当局がTikTokの子供の個人情報の取り扱いに懸念を示したことを受けて、導入された。

登場から4年が経過したTikTokのダウンロード件数は10億件を突破しており、特に16歳から25歳の年齢層のユーザーにアピールしている。TikTokのセーフティ部門主任のCormac Keenanは声明で「当社はユーザーの安全を守ることを最重要課題と考えている。TikTokのコンテンツやプラットフォームの体験の健全性を守っていく」と述べた。

英国政府は先日、子供らの安全を守るため、TikTokなどのソーシャルメディアに新たな規制を加えるとアナウンスした。

中国のバイトダンス傘下のTikTokは昨年、13歳未満の利用者のデータを不正に収集していたとして、米連邦取引委員会(FTC)から570万ドル(約6億3000万円)の罰金支払いを命じられていた。

TikTokはその後、13歳未満のユーザーによる動画のアップロードやコメントの投稿、メッセージの送信などを禁止した。しかし、一部の動画の閲覧は可能になっている。

英国の情報コミッショナーのElizabeth Denhamは昨年から、TikTokの査察を開始していた。TikTok側はこの動きに応える形で、有力クリエーターらを動員し、若年層のユーザーを啓発する動画を作成し、公開していた。

米国の議員らもTikTokに対する監視の目を強めており、中国政府がこのアプリを用いてスパイ行為を行う可能性を指摘した。

TikTokを運営するバイトダンスの企業価値は750億ドルを突破している。

編集=上田裕資

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