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小型の配送向けバン「R2」 (c) Nuro

元グーグルのエンジニア2人が立ち上げた、自動運転テクノロジー企業「Nuro(ニューロ)」が、自動運転による小型の配送向けバンを公道上で走行させる許可を当局から取得したと発表した。Nuroの小型バンはトースターのような外見で、ハンドルなどの人間が操作するための装備を持たない完全な自動運転車両だ。

Nuroは2月6日、米道路交通安全局(NHTSA)から同社の車両「R2」の、公道走行許可を取得したと発表した。R2はミラーやハンドルなど人が運転するための装備を持たない低速の自動運転宅配車で、生鮮食費や食品の出前向けに設計されている。Nuroはこの車両を、ヒューストンで実施中のトヨタのプリウスをベースとした自動運転車両のテストに追加で投入する計画だ。

合衆国運輸長官のElaine Chaoは声明で「Nuroの車両は低速で走行する自動運転車両であるため、サイドミラーやフロントガラスなどの従来の自動車に必要とされた装備を必要としない」と述べた。

カリフォルニア州マウンテンビュー本拠のNuroは、ソフトバンクの主導で約10億ドルを調達している。アルファベット傘下のウェイモやGMが支援するクルーズが、自動運転によるロボットタクシーのテストを進めている一方で、Nuroは配送分野に特化した自動運転テクノロジーを開発中だ。

Nuroの車両は、ウェイモやクルーズの車両と同様のカメラやLiDARを備えているが、走行エリアを住宅地などに限定し、スピードも緩やかだ。R2の車両のサイズは一般の乗用車の半分程度だ。

「当社の第2世代の自動運転車は、地域のコマースに革新をもたらすことをゴールとする」と、Nuroの共同創業者でプレジデントのDave Fergusonは述べた。彼は、共同創業者のJiajun “JZ” Zhuと共に、グーグルの自動運転部門に数年間勤務した後、Nuroを創業した。

NuroのR2はRoush Enterprisesとのパートナーシップで製造され、周囲360度の歩行者や自転車、道路状況のモニタリング機能を備えている。R2のフロント部分は万が一、歩行者と接触した場合に怪我を防ぐため、内向きに壊れて衝撃を吸収する仕様となっている。

GMが支援するクルーズも先月、「オリジン(Origin)」と呼ばれるプロジェクトを発表し、Nuroと同様なハンドルやブレーキペダルを持たない自動運転車を用いたライドシェアサービスを展開する計画を明らかにしていた。

編集=上田裕資

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