Barbello氏は将来、Motion Senseをスマートウォッチに応用して、時計の竜頭を回すような細かな操作を再現したり、キャラクターが指先の動きに反応して走ったり空を飛ぶゲームコンテンツなどにも展開できる可能性を示唆している。
日本のPixel 4シリーズのユーザーも使えるようになったMotion Senseについては、今後も継続的にアップデートを図りながら新たなサービスやアプリに対応するようだ。
Motion Senseは指先の細かな動きも読み取れるという。将来はスマートウォッチなど、スマホ以外のデバイスに展開していくことも検討されているようだ。
Googleアシスタントの新機能
Pixel 4シリーズについてはMotion Sense機能だけでなく、システムアップデートにより端末にプリインストールされているGoogleアシスタントが高速化される。
グーグルのソフトウェア エンジニアである池田大介氏は「今回の機能改善は長年積み上げてきた音声処理や自然言語処理、AIの研究開発の成果によるもの」だと述べている。具体的にはコマンド処理をクラウド側に依存するのではなく、一部をオンデバイス(スマホ側)のみで処理できるようにして、クラウド側による処理の精度向上を図り、レイテンシ(遅延)も同時に抑制しているという。
今回の機能アップデートにより、例えばGoogleアシスタントにリクエストしてアプリを起動したり、アラームや音量の設定などがより速く音声操作等によりこなせるようになる。
端末の画面下部をホールドして上にスワイプアップすると新しいデザインのGoogleアシスタントが起動する。
Pixel 4シリーズのホーム画面の左右下側をホールドして、斜め上方向にスワイプアップすると立ち上がるGoogleアシスタントのデザインも一新された。従来通り端末の下部側面を軽く握ったり、ウェイクワードの「OK Google」を話しかける操作からでもGoogleアシスタントは起動できる。新しいデザインについては、今後ほかのPixelシリーズの端末などにも展開される可能性がありそうだ。