ただし、あなたに助けが必要なことを他の人が理解していると思い込まないこと。自分に支援が必要だと上司に認識させるのはあなたの仕事だ。ここでは、上司に支援を求める場合の4つのコツを紹介する。
1. 問題を特定する
助けが必要なものは何だろう? プレゼン資料を時間通りに完成させるため、より多くの人的資源が必要なのかもしれないし、上司から指示されたギャップ分析を行う自信がないのかもしれない。どこに不満や心配があるのか、あるいは何に自信が持てないのかについて考えてみよう。
上司に助けを求める問題は、同僚の支援や知識を借りても解決できないものでなければならない。チームメートに質問し、それでも仕事をきちんとこなすために必要な回答が得られない場合には上司に相談すること。
2. 自分にはできないと思ったり言ったりしない
あなたがその仕事と役割を担っているのには理由がある。それはあなたが、問題を見極めるのに必要なものを持ち合わせているからだ。問題を見極めるためには質問をし、支援を求めることが必要かもしれない。
自分に関することならば、ほぼ確実に理解できるはずだ。すぐに自分にはできないと考えないこと。また上司に対し、自分はうんざりしているなどと言わないこと。
3. 実行可能な解決策を検討する
上司に相談する前に、問題解決を試みよう。役に立ったり状況を改善したりするようなアイデアをいくつか上司と共有する。
あなたが、営業開発担当の若手従業員を監督している場合を考えてみよう。その従業員は、あなたが取り組んでいる提案の草稿を仕上げるのに必要な経験を持っていないかもしれない。その場合、会社の今後のプロジェクトに活用できるスキルや知識への投資として、この若手従業員がワークショップに参加できるかどうかについて、部署の予算を管理する上司に問い合わせることを検討する。
あなたに答えが出せなかったとしても、妥当な可能性を上司と共有すること。問題を具体的にどのように改善・解決するかを理解している必要はないが、そのことについて自分でも考えていたことを上司に示すべきだ。上司が検討できるような選択肢をいくつか携えて相談に向かうこと。上司は答えを持っていないかもしれないし、状況を最も深く理解しているわけではないかもしれない。いくつかアイデアを準備して上司と会話を始めることが役に立つはずだ。