職場や家庭では友人や同僚が支援可能
・職場で柔軟性を推奨する
在宅勤務をしたり、始業・就業時間を変更したり、スケジュールを変えたりする柔軟性は、子どもを持つ女性だけでなく、皆のためになる。チーム全体から提案をしよう。会社に従業員リソースグループ(ERG)があれば、あなたの要望をサポートしてくれるかもしれない。また人事部の人と親しい場合は、どうすれば会社を説得できるかについて助言を求めよう。
・柔軟性を念頭に置きチームを管理する
子どもを持つ女性社員の31%は、復職に際する重要な要素として、理解ある上司を挙げている。そんな上司になること。部下に対し、何があればよいと思うかを尋ねよう。(子どもを持つ社員の50%以上は、どんなサポートが欲しいかを尋ねられること自体がサポートとなったと答えている)
仕事のやり方だけでなく、仕事の内容に柔軟性を持たせることも役に立つかもしれない。あなたのチームは、仕事での自己開発の機会や、経営陣との間の風通しのよさ、他の職務を担当する機会を求めているかもしれない。新たに子どもを持った母親の中には、遠隔地にいる顧客の担当を外れたい人がいるかもしれないが、これを出張の機会と見るチームメンバーもいるかもしれない。良いマネジメント、働く母親だけでなく、全員のメリットとなる。
・子どもを持つ女性が参加しやすい社交の選択肢を用意する
フルタイムで働く母親の84%は、仕事と家庭の両立がパートナー関係や結婚生活の問題となったと答えている。ベビーシッターの費用を考えれば、レストランでのイベントは高くつく。その代わり、テイクアウトを頼んで自宅で食事をすることを提案しよう。子ども好きな人は、ベビーシッター役を申し出て、友人がデートを楽しめるようにする。あなたにも子どもがいる場合、交代で子どもの世話をしてもよいし、週末に子どもを連れて外出してもよい。
世の母親たちは、母の日に限らず年中サポートを必要としている。職場でも家庭でも、あなたが上司でも同僚でも、友人であっても、働く母親の負担を緩和するためにできることは必ずある。