テンセント(TCEHY)
中国最大のソーシャルメディア企業であるテンセントは、AIラボを設立しプラットフォーム上のデータを解析するツールを開発している。同社のツールは自然言語処理や、ニュースのアグリゲーション、顔認証などを行っている。
テンセントは中国最大のストリーミングサービスの1つ、テンセントミュージックも運営している。同社は5月15日に第2四半期決算発表を予定しており、そこで初めてAI部門の業績を独立したセグメントとして開示する。
エヌビディア(NVDA)
エヌビディアのグラフィックプロセッサーのGPUは、自動運転やゲーム、クラウド、ビッグデータ領域でのAI活用を可能にする。直近の決算でエヌビディアは24%の売上減を報告したが、専門家の多くは同社が素早く業績を建て直し、2020年は安定期に入ると見ている。
エヌビディアは5月16日に第1四半期決算の発表を予定しており、その内容次第で株価は大きく変動すると予測される。
マイクロソフト(MSFT)
クラウド分野でアマゾンやグーグルを追撃するマイクロソフトは、AI領域に大きなプレークスルーをもたらした。同社は多様な分野に適用可能なAIを開発し、ゲノミクスやプレシジョン・メディシン(精密医療)、言語解析、支援ロボット、医療画像解析などの分野にAIアシスタントのCortanaを活用しようとしている。
マイクロソフトは今年、AI分野で大きく存在感を高めることが期待できる。
Twilio(TWLO)
クラウド通信企業のTwilioは2016年6月に上場して以来、予想を上回る成長を遂げており、AI領域で決して見落としてはならない企業といえる。同社のAPIはソフトウェア開発者らが、AIソフトに音声やテキストメッセージを送受信する場面で活用されている。
アマゾン(AMZN)
アマゾンをAI関連企業と定義するのは決して不自然ではない。アマゾンのAIツールは既にプロダクトの検索やパーソナライズされたレコメンド、需要予測や詐欺の防止、在庫管理などの分野で利用されている。
同社のアレクサは最も活用されているAIアシスタントの一つであり、今後はバークシャー・ハサウェイやJPモルガンと共に、ヘルスケアサービス分野に進出しようとしている。