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同社の自転車 Electrified X2モデル( Timur Emek / Gettyimages)

「自転車版テスラ」と呼ばれるオランダ・アムステルダムの自転車ブランド「VanMoof(バンムーフ)」が、同社のフラッグシップモデルS2及びX2の売上が1万1000台を突破したと発表した。

声明によると、VanMoofは公式サイト及び欧州や米国、アジアで展開中の店舗から3000万ユーロ(約38億円)の売上を生み出したという。

ヨーロッパでは非電動式の自転車の売上が停滞する一方で、電動自転車の売上は飛躍的に伸びている。ドイツでは2018年に100万台の電動自転車が販売され、前年から36%の伸びだった。オランダでは電動自転車の売上が、非電動式を上回っている。

欧州サイクリスト連盟(ECF)の2017年のレポートでは、2018年から2030年の間に欧州では5000万台の電動自転車が販売されると推計された。しかし、昨年の大幅な伸びにより、この数字はさらに上昇しそうだ。

ECFが結成した新たな業界団体、Cycling Industries Europe(CIE)は今後の7年間で、少なくとも1億5000万台の電動自転車が販売されると見積もっている。

VanMoofはこのトレンドに飛び乗ろうとしている。2009にオランダ人兄弟のTaco CarlierとTies Carlierが設立した同社の自転車はスタイリッシュな外観と、スマートさが売りだ。Bluetoothで各種の設定が可能で、ロックの解除もペアリングしたスマホから行なえる。

さらに、GPSを内蔵しており、盗難に遭ってもバイクハンターと呼ばれるチームが、探し出してくれるサービスを利用できる。走行時に時速が表示されるLEDディスプレイを搭載し、フロントとリアにLEDライトを内蔵している点も好評となっている。また、駐輪した位置を忘れた場合はスマホのアプリで、現在位置を確認できる。

S2とX2の定価は日本では43万円だが、現在は早期割引価格の32万円で提供されている。決して安価ではないが、VanMoofは同社のプロダクトを「自動車に置き換わるもの」としてアピール中だ。

昨年、このシリーズの立ち上げにあたり創業者のTies Carlierは「我々のライバルは自転車メーカーではなく、テスラやBMWだ」と宣言した。

VanMoofは東京の原宿や、アムステルダム、ロンドン、ベルリン、パリ、ニューヨーク、サンフランシスコ、台北にブランドストアを構えている。また、公式サイトでは月額3000円から利用可能なサブスクリプションプランも受付中だ。

編集=上田裕資

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