失敗から学べる3つのこと

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多くの人にとって、「失敗」という言葉はネガティブな考えや後退しているイメージを想起させるものだ。

失敗は、最初あまり望まれないものかもしれないが、成功へとつながることがある。

健康情報に関するスタートアップ、スライブ・グローバル(Thrive Global)の創業者アリアナ・ハフィントン最高経営責任者(CEO)は、失敗が成功への足掛かりだと述べている。ここでは、失敗から学べる3つのことを紹介する。

1. リスクを負うこと

間違うことを恐れなければ、リスクを負うこともいとわない。そうなれば、リスクを怖がっていたときにはしなかったことを実行するのをいとわなくなり、新たな機会が生まれるかもしれない。

リスクにはネガティブな側面があるが、良い結果をもたらしてくれる場合もある。会議で自分の思っていることを話せば、上司はあなたの率直さを評価し、リーダーシップの役割に適任だと思うようになるかもしれない。

また、現職を去って異なる分野で仕事を始めれば、転職先が探していたような革新的な姿勢をもたらせるかもしれない。

失敗は、あなたが挑戦していることを示す。挑戦すればするほど、より多くの機会がもたらされる。より多くの機会が生まれれば、成功と目標達成により近づくことができるだろう。

2. 自分の知っていることや知らないことを明らかにすること

失敗からは新たな情報が学べる。商品発売の締め切りを逃してしまった場合、原因はサプライチェーンの詳細を理解していなかったことかもしれない。

また、反対意見を考慮していない記事を掲載してしまったことがあるかもしれない。失敗すれば、以前は知らなかったことを学ぶことができる。

学びは一生涯のプロセスであり、弱さを示すものではない。

「一夜にして成功を収めるまで25年かかった」という言葉は、成功を収めた多くの人が使ってきた。それはこの言葉が、真実を捉えているからだ。成功する人は自分の知らないことを学び、その情報を使ってもう一度挑戦する。

3. 回復し、前進すること

人生でどのようなことをするにしても(あるいはしないにしても)、間違いを犯すことはある。重要なのは失敗そのものではなく、それにどう対処するかだ。失敗したときはそれを受け入れ、どう対処するかにエネルギーを注ごう。

あなたが医学大学院進学適性テスト(MCAT)などの共通テストを受け、成績が振るわなかったとしよう。その場合、医大に通う夢を諦めるだろうか、それとも異なる勉強法を試して試験を受け直すだろうか?

失敗は避けられない。重要なのはそこから立ち上がることだ。自分を尊重し、もう一度挑戦する。諦めないこと。

失敗を経験するとき、私たちはリスクを負うことを学びつつ、新たな情報や前進する方法を習得している。つまずく可能性があってもためらわないこと。失敗は、進歩の鍵となるかもしれない。

翻訳・編集=出田静

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