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スカイラボ代表・木島里江

Forbes JAPANでは、世界のセルフメイドウーマン100人に「わくわく」する瞬間を聞く「SELF MADE WOMEN 2019」プロジェクトをスタート。国籍、年齢問わず世界で活躍する女性たちの原動力とルーツを解き明かしていく。

今回話を聞いたのは、非営利団体「SKY LABO(スカイラボ)」代表の木島里江。STEM領域(科学・技術・工学・数学)にアートやデザインを加えた「STEAM」のマインドセットを身につける女子教育によって、次世代のイノベーション人材を育成しているのが、スカイラボだ。

教員主導の「与える」教育ではなく、子供たちが「自ら学ぶ」力を養うためのプログラムをワークショップの形で提供。自主的な探究心や発想法を育てることを目標に、日本の教育プログラムに新しい風を吹かせている。

スタンフォード大学で教育を学び、現在も同大学の教育学部で講師を務める彼女は、どのようにして日本で女子教育に取り組むに至ったのか。

スタンフォード大学での経験を活かし、日米の架け橋に

──まずはじめに、木島さんがスカイラボを設立された経緯を教えてください。

私は国際基督教大学でリベラルアーツを学んでいました。その後スタンフォード大学の修士課程に進んで教育分野を学び、同時期にJICA(国際協力機構)チュニジアでのインターンシップに参加することになりました。

その活動の中で、世界銀行の人的開発局にて教育スペシャリストとして活躍をされていた方にインタビューをする機会があったんです。それが全ての始まりでした。

世界銀行は、貧困の削減と持続的成長の実現に向け、途上国政府に対して融資や技術的協力、制作助言を提供する国際開発金融機関。インタビューをした彼を通じて世界銀行のビジョンに共感し、スタンフォード大学の修士課程を修了後、共に働くことになりました。

世界銀行では、中東・北アフリカ局および東アジア局で、ラオス、モロッコ、チュニジア、ベトナムなどの女子教育、貧困層やマイノリティーのための初等教育から高等教育、教員訓練といった教育政策に力を注ぎました。

4年程働いたのちにスタンフォード大学に戻り、教育学部の博士課程で6年間学びました。卒業後は同大学で講師、及び国際比較教育プログラムのディレクターとして勤めていました。

そこでシリコンバレーでの新たな教育のあり方を目の当たりにして、ナレッジをもっと広く、特に日本の子供たちに体験してもらいたいという気持ちがだんだん強くなっていったのです。OECD諸国の中でも、日本や韓国は今もジェンダーギャップが根強いこともあり、私は特に女子たちの教育において力になりたいと思いました。

2015年に日米リーダーシップ・プログラムに参加してからは更に、自分の経験を活かして日本とアメリカの架け橋になるようなことができるのではないかと考えるようになりました。幸いにも、素晴らしいパートナー達に恵まれ、スカイラボを立ち上げることができたんです。

構成=鈴木 梢 イラスト=Kyle Hilton

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