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(左から)チャーリー・マンガー、ビル・ゲイツ、ウォーレン・バフェット(Photo by: Lacy O'Toole/CNBC/NBCU Photo Bank via Getty Images)

米持株会社バークシャー・ハサウェイのウォーレン・バフェット会長兼最高経営責任者(CEO)の長年のビジネスパートナーであり、同社の副会長であるチャーリー・マンガー(95)は先ごろ、米経済は「未知の領域に踏み込んだ」と指摘する一方、長期的には楽観的な見方であることを明らかにした。

CNBCテレビの番組のインタビューに応えたマンガーは、米連邦政府の公的債務残高が22兆ドル(約2430兆円)を超え、過去最多を更新したことについて見解を求められ、この問題については「あまり心配していない」と発言。「時期が来れば、大国は落ちぶれるものだ」と述べた。

「ローマ帝国も全盛期の英国も、みなそこを通り過ぎる。だから、私たちの番もいつか必ず来ることになっている。だが、私は常にそのことばかりを考えていたくはない。自分自身の死について常に考えているようなものだ」

最も著名な投資家の1人であり、「オマハの賢人」と呼ばれるバフェットの成功に多大な役割を果たしてきたマンガーの保有資産は、フォーブスによれば推定17億ドル(2月現在)だ。

投資に関するマンガーの手腕は実際のところ、バークシャーに関わるようになる以前から発揮されていた。1962~75年のS&P500の年平均成長率は5%だが、マンガーが率いていた投資組合は、同20%の実績を上げていた。

「黄金時代」は終わった?

国内外の問題について質問に答えたマンガーは、「投資の黄金時代は終わったのか」という問いに対しては、「永遠に終わったということではないだろう…今後もチャンスは訪れるだろう」と述べた。

ただし、現状については「より厳しくなっている」とみていることを認めており、その要因として以下の2つの点を挙げた。

まず、企業の評価額がすでに上昇していること、さらに、機会を得るための競争が「より知的かつ攻撃的に、さらに数え切れないほどのものに」なっていることだ。

緊張が高まっている米中の貿易問題に関しては、「両国がうまくやっていくことは、双方にとって非常に大きなメリットがあると思う。米中は解決策として受け入れ可能な合意点に達すると予想している」という。

また、「米国にとって重要な問題に関しては、自由貿易に制限を設けることが間違いだとは思わない。多くを制限してほしくはない。また、大規模な制限もしてほしくない。だが、自由貿易に対していくらかの制限を設けることは、完全に容認可能なことだ」との見方を示した。

米ロ関係よりも米中関係を「ずっと重視している」というマンガーは、「中国には(米国と)同様の考えがあると思う。そして、私たちはうまくやっていかれると思う」と語っている。

アマゾンは「まだ伸びる」

一方、先ごろニューヨーク市での第2本社建設計画を断念すると発表したアマゾン・ドットコムについては、「同社がこれまでにしてきたことは信じられないほど素晴らしい」と称賛。

アマゾンのジェフ・ベゾスCEOを「恐ろしく賢い」と評し、同社の長期的な見通しについては、成長に向けての「まだ長い道のりがある」と述べた。

編集 = 木内涼子

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