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世界38カ国、800万人が愛読する経済誌の日本版

simona pilolla 2 / Shutterstock.com

1980年代、米飲料大手ペプシコの爆発的な成長を率いたウェイン・キャロウェイ元最高経営責任者(CEO)は「屋根を修理するのに最も良いタイミングは太陽が出ているときだ」と語った。

世界経済では、これからも太陽が輝き続けるだろうか? 株式市場は長い間かんしゃくを起こしているし、英国の欧州連合(EU)離脱(ブレグジット)や中国の関税への懸念がニュースをにぎわせて、大手の銀行や証券会社の多くは悲観的な見方を強めている。

米CNBCテレビは「米ウォール街の経済専門家のほとんどは、不況は2020年以降まで起きないといまだに信じているが、株式市場が急落するにつれ、経済状況や高値について不安を募らせている」と報じている。

では、賢いフリーランサーたちは今、不況に対してどのような備えをしているのだろうか? フリーランスの仕事の多くは、顧客企業にとって不可欠なものだ。しかし、フリーランサーが経済停滞に備え、リスのごとく木の実を集めるべき理由は3つある。

・不況になると企業はコストを削減し、必要不可欠ではない投資を排除・中断する。優秀なフリーランサーでさえ、仕事の機会が減るかもしれない。

・情報技術(IT)への支出増加は、フリーランスの急速な成長や、「アップワーク(Upwork)」のような人材仲介サイトの出現と密接に結びついているが、この相関関係は悪い方向に働くこともある。過去の不況時のように、経済が減速するにつれてテクノロジーへの支出は減る傾向にあり、テック系フリーランスへの支出も減る。

・フェイスブックのショーン・パーカー元社長が出資するシンクタンク、経済イノベーショングループ(EIG)の調査では、経済状況が悪化するにつれ、ミレニアル世代のフリーランスに対する熱意が衰える可能性が示唆されている。EIGによると、ミレニアル世代は起業にあこがれる一方で、リスクの少ない生活を好む傾向にある。調査対象のミレニアル世代の中で、人生で成功を収めるにはリスクを取り、進んで失敗を受け入れることが重要だと答えたのは71%、起業を考えたことがあると答えたのは62%だったが、一方でキャリア向上には企業で出世階段を上ることが最善だと考える人も44%いた。また、起業がキャリアアップに最善だとしたのはわずか2%だった。

経済専門家の予想よりも早く来るかもしれない不況に備え、フリーランサーができることは次の7つだ。

編集=遠藤宗生

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