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ブルームバーグ創業者 マイケル・ブルームバーグ(Photo by Bill Pugliano/Getty Images)

ブルームバーグ創業者のマイケル・ブルームバーグと、著名投資家でビリオネアのレイ・ダリオらが、海の環境保護のために立ち上がった。2名はそれぞれ「ブルームバーグ・フィランソロピー」と「OceanX」というイニシアティブを運営しており、11月4日にこの2団体が合計で1億8500万ドル(約200億円)の費用を投じ、海洋保全の試みを始動させるとアナウンスした。

ブルームバーグ・フィランソロピーは今後4年間で、8600万ドルを投じる。OceanXも同期間で1億ドルの支出を約束した。2団体は合同で海の汚染や魚の乱獲、気候変動に関するリサーチを進め、海の環境保護の重要性を訴えていく。

「30億人以上の人々が、海からもたらされる食料や海洋資源を基盤に暮らしている。海のエコシステムに対する脅威は、世界中の人々を危険にさらすことになる。OceanXとのパートナーシップを通じ、海洋保護の重要性を訴えていきたい」とブルームバーグは声明で述べた。

元ニュヨーク市長のブルームバーグは、今年3月に気候変動アクション担当の国連特使に任命されていた。一方で、ヘッジファンドの「ブリッジウォーター・アソシエーツ」創業者のダリオは、今年6月にOceanXを立ち上げ、これまで人類が到達したことのない深海の調査を進めてきた。

フォーブスのリアルタイム・ビリオネア・ランキングでブルームバーグの資産額は現在、444億ドル(約5兆円)とされている。一方でダリオの資産額は181億ドルだ。2名は以前から、環境保護関連の寄付金額が多いことで知られていた。

ブルームバーグ・フィランソロピーは2011年から累計6900万ドルを、海洋保護運動に投じてきた。支援先の「Vibrant Oceans Initiative」はブラジルやチリ、フィリピンなどでの漁業の在り方を変える運動を展開しており、新たな資金で漁業の現場にデータドリブンな手法を取り入れ、乱獲を防ぐ試みを始動させる。

一方でダリオは息子でドキュメンタリー映像作家のマーク・ダリオとともにOceanXを立ち上げ、映像を通じ、海洋保護の必要性を訴えるキャンペーンを行っている。OceanXは来年、Alucia2と呼ばれる海洋調査船を海に送り込み、ヘリコプターやドローンを駆使した海の映像を撮影する計画だ。


レイ・ダリオ(中央)、と息子のマーク・ダリオ(右) (Photo by Ilya S. Savenok/Getty Images for OceanX)

「世界の人々に映像を見てもらい、海の素晴らしさを実感してほしい。そして、海を守ることの大切さを認識してもらいたい」とダリオは述べた。

編集=上田裕資

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