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Harald Schmidt / Shutterstock.com

環境保護団体グリーンピースが先ごろ公表した報告書は、コカ・コーラ、ペプシ、ネスレをはじめとする飲料やスナックの大手各社が「世界最大のごみの“生産者”」であると指摘した。

3社はいずれもこれを受けて、再利用できない包装材の使用を10年後までに削減または中止すると約束した。だが、環境にマイナスの影響を与えているのは、これらの3社だけではない。

クッキーの「オレオ ダブルスタッフ」 やキャドバリーのチョコレート菓子「クリームエッグ」を販売する米食品メーカー、モンデリーズは10月9日、2025年までに商品の包装材を全て再利用可能なものにする方針を明らかにした。

発表文で同社は、「世界的なスナック菓子業界のリーダーであるわが社は、包装材から発生するごみの削減と、包装材における循環型経済の確立に積極的に貢献するための行動の一環として、持続可能な方法で調達した素材と再利用可能な包装材を使用することを約束する」と明言。

さらに、「消費者はプラスチック廃棄物とそれが地球に及ぼす影響に非常に強い関心を持っている。これは広範な、そして体系的な問題であり、総合的な対応を必要とする。業界のパートナーたちや官民との幅広い協力を通じてわが社は、環境により良い影響を及ぼし得る効果的な解決策を見つけ出すための支援ができる」と述べている。

現在のオレオの包装材は、すでに以前より23%薄くなっているという。だが、長期的には包装材からのごみの量を実質ゼロにすることを目指すモンデリーズは、包装材のサイズや重量を削減するだけでは不十分だと考えている。同社は今後、以下を実行する計画だ。

・包装材メーカーに対し、再利用に関するガイドラインを提示する
・紙製包装材は全て、2020年までに持続可能な方法で調達したものとする
・包装材の再利用に関する情報を提供し、消費者にとっての再利用をより簡単なものにする
・業界におけるより効率的なごみ管理のためのインフラ構築を支援する

「サステナビリティ2020」

モンデリーズはすでに、環境対策に関する具体的な目標を示した「サステナビリティ2020」を公表していた。気候変動や森林伐採、非倫理的な労働慣行との戦いを含めた企業戦略だ。

このほど明らかにした新たな目標によって、同社はこれに「2020年までにごみの量を世界全体で約6万5000トン削減すること」を付け加えたことになる。今後は持続可能な方法で調達し、生産し、提供する「サプライチェーン全体に前向きな影響をもたらす製品だけ」を手掛けたい考えだ。

ビジネスの観点からみても、(プラスチックを大量に利用する)大企業がこうした約束をするのは道理にかなったことだ。米環境保護局(EPA)によれば、再利用の促進によってプラスチックごみの量を減らすことで、企業はコスト削減を実現することができる。

再利用の割合を引き上げることは、長期的には「廃棄物の処理にかかるコストの削減と利益の増加につながる」。EPAは、ごみの削減、再使用、再利用、あるいは不要になったものを寄付することなどで、企業はエネルギーを節約し、保管にかかる費用も節約できると説明している。

編集=木内涼子

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