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「聞ける、話せる英語は、短期間・適正価格で習得できるのです」。元エリート商社マンが実体験から編み出した英語習得術とは──。


「パンは買って食べればお腹は満たされる。しかし英会話はそうはいかない。数百万円かけてあちこちスクールに通っても、まともに話せない。まさに消費者一人負け。これはもう業界全体のサービスに問題があるとしか考えられません」

三井物産で商社マンとして留学経験もあり、MITでMBAを取得、TOEICは満点、GMATでネイティブよりも高得点をとったEnglish for Everyone代表取締役社長兼CEOの是枝秀治。それでいてMIT留学時代、自分の住むThird Streetをタクシーで伝えられず愕然としたと言う。英語のために彼もまた十数年の時間と数百万円のコストを使ったにもかかわらず……。

「“th”の発音ができていなかったんです。それは周囲も同じ。それができないと通じないということすら知らなかった。長い時間と大金をかけて学んだ英語なのに」

日常にはない唇や舌の動きが要求される英語はスポーツに近いという。しかし、いまの英会話教育は、ひたすら会話させるのが主流。例えるなら、プロ野球を目指すのに草野球の試合ばかりに出るのと同じ。スキルは身につかない。

「野球であれば、まず、バットの持ち方、スイングを学び、繰り返し練習してから試合に出る。なのに英語はそうなっていない」

既存にはないメソッド。となれば、具現化のためには起業せざるを得なかった。「英語習得はスポーツに近い。基礎から、そして毎日ネイティブと練習する環境が必要です。そのために、対面・オンラインの組み合わせで、安価に必要なトレーニングを行えるプログラムを構築しました」

そして日本人が英話ができない原因を、日本語と英語の差異分析から導き出し、3つのトレーニングメニューに集約させた。

「一つめは日本語にない“th”や“ f ”のような独自の“発音”。二つめは均一均等が基本の日本語とは違う、強弱をつける独自の“リズム”。そして三つめは頭の中にある概念を直接英語化できる“英語思考”です」

ビジネスの現場では、英語が拙いだけで“この人物には重要な案件を扱う能力がない”と過小評価されてしまうという。「だからこそ日本のビジネスパーソンは、必要な英語スキルを急ぎ身につけるべきなのです。弊社の料金は市場の5分の1程度。そもそも英語はそんなに難しいものではないので、これが適正価格です」

是枝秀治◎English for Everyone 代表取締役社長兼CEO。三井物産、ベインアンドカンパニー、消費財企業の海外事業担当役員出身。英語のほか、スペイン語も堪能なトライリンガル。マサチューセッツ工科大学にてMBAを取得。TOEIC990点。

この記事は「Forbes JAPAN 2018年08月号」に掲載されています。定期購読はこちら >>

文=清水りょういち 写真=後藤秀二 編集=高城昭夫

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