世界で最も稼ぐサッカー選手、メッシがC.ロナウド抜き1位に

(Photo by Albert Llop/Anadolu Agency/Getty Images)

最高レベルの選手2人がこれほど長期にわたってトップを独占しつつ、互いに競い合うチームスポーツは現代において、サッカー以外にはない。国際サッカー連盟(FIFA)の年間最優秀選手賞は過去10回、リオネル・メッシとクリスティアーノ・ロナウドのいずれかに贈られてきた(受賞回数は5回ずつ)。

欧州のリーグでシーズン中に最多得点を挙げた選手に贈られる「ゴールデンシュー」は、過去11年中の9年において彼らが獲得している(メッシが5回、ロナウドが4回)。また、2人が所属するクラブは、過去10回の欧州サッカー連盟(UEFA)チャンピオンズリーグの決勝に合わせて7回進出している。2人がまだ勝ち取っていない主要なタイトルは、FIFAワールドカップ(W杯)だけだ。

最高のプレーヤーであるこの2人が2014年以降、サッカー選手の収入ランキングでトップ2を独占し続けているのは当然のことだ。そして今年、フォーブスの「世界で最も稼ぐサッカー選手」ランキングでは初めて、メッシがロナウドに代わって首位に躍り出た。先ごろ発表した「世界で最も稼ぐスポーツ選手」でも、メッシはロナウドより1ランク上の2位につけた(1位はボクサーのフロイド・メイウェザー)。

メッシは所属するFCバルセロナとの契約を昨年11月に延長をしたことで、年間収入がロナウドを上回った。2017年6月1日からの1年間のメッシの収入は、およそ1億1100万ドル(約122億8000万円)に上っている。

ロナウドは年収1億800万ドル余りで、サッカー選手のランキングでは2位、スポーツ選手全体では3位となった。昨年は「広告塔」として前年比34%増となる約4700万ドルのスポンサー収入を得ており、各社との契約による高額の報酬は、今後も減ることはないと見られている。

3位は昨夏パリ・サンジェルマンに移籍したメッシの元チームメイト、ネイマールだった。年収はおよそ9000万ドルで、給与・ボーナスが約7300万ドル、スポンサー収入が約1700万ドルとなっている。

一方、フォーブスの推計によれば、メッシとロナウドは現在の所属クラブとの契約が満了する2021年6月までに、生涯収入が10億ドルを超える可能性がある。ロナウドは欧州のトップリーグでプレーしてきた16年の間に約7億5000万ドル、メッシはバルセロナで13年間にわたって活躍してきた間に6億4000万ドル余りを手にしている。

以下、世界で最も稼ぐサッカー選手のトップ10を紹介する。
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編集=木内涼子

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