ジェフ・ベゾスの株主書簡に学ぶ「高い基準」に関する5つの極意

Photo by Paul Morigi/Getty Images


ベゾスは1997年、高給で安定した仕事を辞め、画期的なネットビジネスのアイデアを実現するべくアマゾンを創業した。それを実現した考え方を、彼は「後悔の最小化」と呼び、過去のインタビューでこう説明している。

「自分が80歳になったとき、何を考えているかに思いをはせれば、毎日の小さな混乱から解放される。私が金融企業を去ったのは年度の途中だったので、年次ボーナスは逃した。こうしたことに惑わされそうになっても、長期的な視点を持てば、後悔しない良い決断ができる」

ベゾスは今回の書簡でも、「人間は満足していたら、狩猟採集の時代から抜け出していなかった。人は貪欲に、より良いものを求めている」と書いている。金融業界での仕事は彼にとって満足できるものだった。しかし、アマゾンの創業は、たとえどんなにリスクが高くても、より良い道だったのだ。

編集=遠藤宗生

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