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テクノからチャート、その他の音楽業界に関する執筆を担当。

Georgejmclittle / Shutterstock.com

音楽業界団体「IFPI」の最新レポートで、昨年の世界の音楽消費は2年連続で上昇したことが明らかになった。同団体の「グローバル・ミュージック・レポート」によると、世界の音楽消費は2017年に8.1%の上昇で173億ドル(約1.9兆円)に達した。

また、2017年の結果で特筆すべきは、史上初めてストリーミングの売上が音楽業界の最大の収入源となったことだ。ストリーミングは世界の音楽消費の38.4%を占めており、売上は66億ドルに達した。

全体の売上は最盛期の1999年には遠く及ばないが、数年前と比べるとかなり改善しており、その成長をけん引するのがストリーミングだ。

スポティファイやアップルミュージックには、ロイヤリティの分配方法などの問題もあるが、ストリーミングが音楽業界の売上を増加させたことは確かだ。2017年に新たに有料のストリーミングサービスに加入した人口は、6400万人に及んでいる。また、広告モデルの無料のストリーミングを利用する人口も膨大な数に達している。

CDなどの物理フォーマットからの売上は5.4%減少し、30%のシェアになった。この部門では、過去数年にわたりレコードがシェアを伸ばしている。

さらに、ダウンロードやストリーミングなどのデジタルフォーマットの売上の合計は94億ドルに及び、全体の54%を占めることになった。ここにはやはり、ストリーミングが果たした役割が大きい。デジタルの売上からストリーミングを除外した場合、デジタルのシェアは全体の16%にとどまっている。

また、売上シェアで4番目に位置するのが「パフォーマンス・ライツ」のカテゴリで、これはラジオや公共の場で流される音楽から入る売上だ。この部門の売上は年間24億ドルで、シェアは14%にとどまっている。ただし、この分野からは音楽業界が正しくロイヤリティを徴収できていないことも指摘されており、まだ売上を伸ばせる可能性がある。

編集=上田裕資

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