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スポーツビジネスを専門としつつ、不定期に教育およびローカルエコノミーに関する記事を執筆

Photo by Allen Berezovsky/Getty Images

テレビ放映権料の高騰やチームの収益性向上、選手らとの労使協定の見直しなどのおかげで、プロスポーツチームの価値は急上昇を続けている。資産価値が10億ドル(約1060億円)を超えると見られるプロスポーツチームは現在、世界中で約100を数える。

フォーブスが先ごろ発表した最新の世界長者番付では、アマゾン・ドット・コムのジェフ・ベゾス最高経営責任者(CEO)がマイクロソフトの創業者ビル・ゲイツを抜き、初の首位となった。そして、今年で32回目の発表となるその番付では、最もリッチなスポーツチーム・オーナーの順位にも変動が見られた。

チームオーナーの資産ランキングで今回初の1位となったのは、インドのプロクリケットリーグ、インディアン・プレミア・リーグ(IPL)のムンバイ・インディアンズを所有するムケシュ・アンバニだ。

アンバニは石油化学を中心とするエネルギー企業、リライアンス・インダストリーズの会長。保有資産は推定401億ドルで、長者番付では19位に入った。リライアンスは昨年の売上高がおよそ510億ドルに上り、株価が1年で80%上昇。アンバニの資産も前年の232億ドルから、大幅に増加した。

リライアンスはムケシュの父であるディルバイが1966年に繊維メーカーとして創業。徐々に事業を拡大し、現在は石油・ガス開発や石油精製、小売、通信などの分野にも進出している。

2位は前回まで3年連続でトップだったマイクロソフトの前CEO、スティーブ・バルマー。2014年に20億ドルで米プロバスケットボール協会(NBA)のロサンゼルス・クリッパーズを買収したバルマーの保有資産は、マイクロソフトの株価が1年で38%上昇したことを受け、前回から84億ドル増加。384億ドルとなっている。

3位に入ったのは、オーストリアの実業家でエナジードリンクを製造販売するレッドブルの共同創業者、ディートリッヒ・マテシッツだ。保有資産は230億ドル。1987年創業の同社は昨年、世界各国で合計63億缶以上を販売した。

今回のチームオーナー番付では、イタリアで過去に3回首相を務めたシルビオ・ベルルスコーニが上位から姿を消した。メディア王のベルルスコーニは昨年、30年以上にわたって所有していた同国のサッカーチーム、ACミランを中国の投資家グループに売却している。

最新のスポーツチーム・オーナー長者番付トップ10は、以下のとおりだ(かっこ内は世界長者番付での順位)。

1位:ムケシュ・アンバニ(19)

保有資産:401億ドル
富の源泉:石油化学、石油・ガス開発
所有チーム:ムンバイ・インディアンズ(IPL)

2位:スティーブ・バルマー(22)

保有資産:384億ドル
富の源泉:マイクロソフト
所有チーム:ロサンゼルス・クリッパーズ(NBA)

3位:ディートリッヒ・マテシッツ(37)

保有資産:230億ドル
富の源泉:レッドブル
所有チーム:ニューヨーク・レッドブルズ(サッカー/MLS)、レッドブル・レーシング(F1)、レッドブル・トロロッソ・ホンダ(F1)

4位:ポール・アレン(44)

保有資産:217億ドル
富の源泉:マイクロソフト、投資
所有チーム:ポートランド・トレイル・ブレイザーズ(NBA)、シアトル・シーホークス(NFL)

5位:フィリップ・アンシュッツ(108)

保有資産:130億ドル
富の源泉:投資
所有チーム:ロサンゼルス・キングス(NHL)、ロサンゼルス・ギャラクシー(サッカー/MLS)

6位:ハッソ・プラットナー一家(116)

保有資産:127億ドル
富の源泉:ソフトウェア
所有チーム:サンノゼ・シャークス(NHL)

7位:ロマン・アブラモビッチ(140)

保有資産:108億ドル
富の源泉:鋼、投資
所有チーム:チェルシー(サッカー/プレミアリーグ)

8位:ミッキー・アリソン(154)

保有資産:97億ドル
富の源泉:カーニバル・クルーズ
所有チーム:マイアミ・ヒート(NBA)

9位:ミハイル・プロホロフ(158)

保有資産:96億ドル
富の源泉:投資
所有チーム:ブルックリン・ネッツ(NBA)

10位:スタンリー・クロンク(183)

保有資産:83億ドル
富の源泉:スポーツ、不動産
所有チーム:ロサンゼルス・ラムズ(NFL)、アーセナル(サッカー/プレミアリーグ)、デンバー・ナゲッツ(NBA)、コロラド・アバランチ(NHL)

編集=木内涼子 写真=Gettyimages

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