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Amir is the Director of Communications at Start-Up Nation Central.

Dan Josephson / Shutterstock.com

“中東のシリコンバレー”として存在感が高まるイスラエルには、世界の大手テック企業らが先を争うように進出し、人材獲得や資金援助の動きを進めている──。

ここでは、元ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)編集者でイスラエルのスタートアップ企業の窓口となる現地NGO「スタートアップ・ネイション・セントラル」の広報部門長を務める、Amir Mizrochが各企業の最新動向を解説する。

1. マイクロソフト

マイクロソフトは2018年1月、イスラエル軍の「8200部隊」出身でサイバーセキュリティ分野のエキスパートであるAssaf Rappaportを、同社のイスラエルのR&D部門長として迎えた。

8200部隊はイスラエル軍のサイバーセキュリティと諜報活動を担当する精鋭チーム。現在34歳のRappaportは今後、マイクロソフトのクラウド事業を鉄壁の防御で守る任務にあたる。マイクロソフトのクラウド事業「Azure」は、今後の成長の鍵を握る重要な分野だ。イスラエル軍の精鋭の頭脳を獲得できたことは、同社の大きな強みになりそうだ。

2. フェイスブック

フェイスブックは2012年にイスラエルの顔認識テクノロジー企業の「Face.com」を買収。翌年にはデータ解析企業「Onavo」を買収した。同社にとってこれらの企業のテクノロジーは顔認識やタグづけ、モバイルでの行動分析に欠かせないものとなった。

その後、フェイスブックは初めての海外開発拠点をイスラエルに開設。これが契機となり、新興国の人々をネットにつなぐ非営利プロジェクトの「Internet.org」が始まった。

3. アップル

アップルのハードウェア技術部門VPのJohny Sroujiは、イスラエル工科大学出身だ。同社の世界で2番目に大きいR&D拠点はイスラエルにある。同社はそこでプロセッサやチップ、センサーの研究開発を行っている。

アップルの今後を左右するのはイスラエルのテクノロジーの力だ。アップルは2013年に初代Kinectの奥行き認識技術を開発したイスラエルのセンサー企業「PrimeSense」を買収し、iPhoneやアップルウォッチ等のセンサーに利用した。

編集=上田裕資

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