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Founder and CEO of 50 Park Investments.

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私たちの感情は、投資に大きな影響を及ぼす。誰でも資金の管理においては合理的に行動していると考えているが実際には、感情が意思決定に影響を与えることが多い。特に、市場が調整局面にあるときには影響を受けやすい。

自分自身の感情を適切に理解し、投資に関する意思決定のプロセスから切り離すために時間を費やす(または熱心にそれに必要な努力をする)人は、ほとんどいない。

感情がもたらす投資コストを削減するために実践できるのは、次の4つのことだ。

1. キャッシュをポジションと考える

合理的な意思決定を実現させるための一つの方法は、ポートフォリオを縮小し、現金をポートフォリオに含まれる一つのポジションとして見てみることだ。株式市場に過剰に投資することで生じる大きな感情の波を、十分な現金を保有することで抑えることができる。経験則から、投資家は少なくとも12か月分の支出額の相当分を緊急時用の手元資金として維持しておく必要があるとされている。

2. 計画を立て実行する

大勢の投資家に尋ねてみると、大半は投資を「長期的に考えている」と答えるだろう。ただ、市場の調整局面や弱気相場が続いた場合に備えた対応を計画しているという人は、ほとんどいない。こうしたことが起きる前に、どのように対応するか計画を立てておくことは、非常に健全な姿勢だ。株価が下落したときに、パニックに陥ることがない。

3. 目的を明確にする

あなたが投資する理由は何だろうか?長期的な目標として掲げるのは、どんなことだろうか?目的を明確にするために必要なのは、こうした基本的な問いに対する答えを明らかにしておくことだ。過去の調査結果から、投資家のうち長期的な計画があり、調整局面や弱気相場に対応するための計画があり、明確な目標を持っている人の運用成績は、株価が一時的に下落したときに動揺し、感情的に反応する人たちを大幅に上回ることが分かっている。

4. 不確実性を受け入れる

明日何が起きるかは、誰にも分からない。長期的に投資を行っている人たちは、不確実性を受け入れることで良い結果を出している。運用残高が約10億ドル(約1060億円)の米投資顧問会社ウェルス・アーキテクツの最高投資責任者(CIO)は、「私たちは不確実な世界に生きている。その事実を受け入れる必要があるだろう。長期的な計画があれば、市場のボラティリティ(変動性)を利用することもできる。…相場の変動やそれを伝えるニュースの見出しにいら立つ必要はない。ボラティリティの上昇は、規律ある投資を行う投資家たちにとっては機会が増えることを意味する」と話す。

結論

感情は投資に関する判断に悪影響を与える場合がある。だが、そのような状況に陥ってはいけない。上記の4つの点について考え、不確実な世界に備えておけば、次に重大な決断を下すべき事態に直面したとき、自分がどうすべきか悩まずに済むだろう。

編集=木内涼子

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