情熱を持てるキャリアを見つけるための4つのヒント

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ミレニアル世代は充実したキャリアを持ちたがる。そして、それはあまり高く評価されない。仕事で幸せになりたいなど、この世代はなんと大それたことを言うのだろう?──そんなところだろう。

仕事で幸せになりたいという議論からは、次のポイントが抜け落ちてしまうことが多い。好きなことを仕事にできるという特権については、生活するには稼がなければならないということと同時に考える必要があるという点だ。だが、情熱を傾けられるキャリアが、耐え難いほどの長い一日と仕事を通じて得られる人生の達成感の間に何の違いももたらさないと主張できる人はいない。

自分が情熱を持てることについてよく考え、その上で自分がうまくこなせる仕事を見つけるのは、難しいことかもしれない。情熱を傾けられるものが何か分からなくても、ましてやそれを仕事にできなくても、恥じることはない。

だが、実際に夢をかなえ、さまざまな業界で情熱を持てる仕事に就き、影響を及ぼしている人たちもいる。情熱を持てるキャリアを見つけるために、その人たちがくれた4つのヒントを紹介しよう。

1. 自分の本心がどこにあるのか考える

自分が情熱を持てるのは何なのか、他の誰かではなく自分自身に尋ねてみることだ。バラク・オバマ前米大統領の上級顧問だったバレリー・ジャレットは、仕事をし始めたばかりのころは自分ではなく、他人の意見ばかり聞いていたという。

「でも、自分自身に聞いてみた。この仕事ではないなら、本当にしたいのは何なのかと」

2. 情熱に従って考える

教育の問題に取り組む活動家であり、教師でもあるニック・フェローニは、次のように語る。

「熱中できることをキャリアにしようとすること。それが私の信念だ」「キャリアを何か熱中できるものに変えようとしないこと。それは不可能だ」

3. 興味のある分野は何か考える

上記2つのアドバイスに効果がないと思った場合、まずは興味を持てる分野で試しに何か仕事をしてみることだ(副業としてでもいい)。

エミー賞を2度受賞した映画プロデューサーのエイミー・ジーリングは、「興味があると思える業界で働いてみることだ」「情熱を持てるものは、見つけられるものだ」と話す。(試してみれば)最悪の場合でも、「したくない仕事」の一つは明らかになる。

4. 生活するために、現実的に考える

テクノロジー業界で活躍するシリアルアントレプレナー(連続起業家)のロヤ・マフブーブは、自分の仕事を楽しむことが非常に重要だと語る。

「だが、現実的に、仕事が一日の終わりにくつろぎを与えてくれるということも重要だ」

編集=木内涼子

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