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Forest man72 / shutterstock.com

シリアとイラクで2014年に急速に勢力を伸ばした過激派組織「イスラム国(IS)」は当時、イラク軍から大量の武器を奪った。それらの中には、米国製の軍装備品も含まれていた。

その後、同組織が公開したプロパガンダ動画により、戦闘員らが米国製の軍用ライフル銃(M4、M16)を使っていることが分かったほか、軍用車ハンビーを自爆攻撃に使っていることが分かり、注目を集めた。イラクのハイダル・アバディ首相は2015年 、前年にISが同国北部の都市モスルを占拠した際、自国軍がハンビーおよそ2300台などを奪われたことを明らかにしていた。

だが、同組織が使用していた武器や弾薬の90%近くは、ワルシャワ条約機構の加盟国が製造したものだったことが分かった。つまり多くは中国、ロシア、または東欧諸国で製造されたものだった。

英国の非政府組織(NGO)、紛争兵器研究所(Conflict Armament Research)がこのほど発表した報告書によると、2014年7月から2017年11月までにシリアとイラクでISの戦闘員たちから回収した約4万点の軍装備品を調査、分析した結果、明らかになったものだ。また、シリアの反政府勢力が不正に入手した最新式の対戦車誘導兵器システムをはじめとする武器・弾薬が大量にISに流れていたことも確認された。なお、シリア軍が使用する武器は多くがロシア製で、中国製の数を上回っている。

ISが使用していた武器の主な生産国

・中国 43.5%
・ルーマニア 12.1%
・ロシア 9.6%
・ハンガリー 7.2%
・ブルガリア 5.3%
・セルビア 4.0%
・ドイツ 3.6%
・イラク 3.2%
・ポーランド 2.2%
・チェコ共和国 2.1%
・米国 1.8%
・イラン 0.9%

編集=木内涼子

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