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メディアとエンターテイメント担当

1位、マーク・ウォールバーグ (Photo by Karwai Tang/WireImage)

高額のギャラをもらいながら、主演する映画がヒットしなかった場合、その役者は“コスパが悪い役者”ということになる。例えば、今年の「世界で最も稼ぐ男優」1位に選ばれた、マーク・ウォールバーグを例にとってみよう。

ウォールバーグはボストンマラソン爆弾テロ事件についての映画「パトリオット・デイ」の出演料として税引前で6800万ドル(約77億円)を受け取ったが、この映画は彼の出演料の金額以下しか稼げなかった。

2017年1月までに公開された3本の主要作品の投資回収率を見てみると、ウォールバーグのギャラ1ドルあたりの興収は、4.40ドルだった。また、製作費が1億1000万ドルに達した「バーニング・オーシャン」もかろうじて、製作コストを上回る成績だった。

フォーブスはウォールバーグを今年の「最もコスパが悪い役者(most overpaid actor)」ランキングの1位に認定した。(参考までに、今年「最もコスパの高い俳優」に選ばれたジェレミー・レナーの場合、ギャラ1ドルにつき93.80 ドルの興収をあげていた)。

フォーブスはこのランキングの作成にあたり、2017年6月1日以前に公開された、各俳優の3つの主要作品の出演料及び興行収入をカウントした。ギャラの算定にあたってはフォーブスの「Celebrity 100」の指標も参考にした。また、上映スクリーン数が2000以下の映画は除外した。

2位にはクリスチャン・ベールが入った。ベールが出演した「THE PROMISE/君への誓い」は製作費が9000万ドル以上に及んだが、コストの11%程度しか回収できておらず、今年公開された映画の中では、最も成績の悪い作品の一つになった。ベールの直近の作品のリターンは、ギャラ1ドルにつき6.70ドルと算定されている。

3位にはチャニング・テイタムが入った。彼が主演したスティーブン・ソダーバーグ監督の「ローガン・ラッキー」は批評家の評価は高かったものの、製作費2900万ドルに対し、4670万ドルしか稼げなかった。テイタムのリターンは、ギャラ1ドルにつき7.60ドルと算定された。

4位はデンゼル・ワシントンで、ギャラ1ドルにつき10.40ドルのリターン。そして5位はブラッド・ピットで、ギャラ1ドルにつき11.50ドルのリターンだった。

これらのリターン比率は株式投資と比較すると、さほど悪い数字には見えないが、ハリウッドの会計は一般世間のそれとは別物だ。映画会社や配給会社は興収を分け合う必要があり、巨額の宣伝コストも負担しなければならない。映画製作のコストに宣伝費用は含まれていないのだ。

本ランキングの集計にあたりフォーブスは男性、女性の双方の出演料を調査した。しかし、ハリウッドにおいて男女の収入格差は大きく、男性の役者のギャラは女性のそれを大きく上回っている。そのため、女性俳優が「最もコスパが悪い役者」に選ばれるケースはかなり低いといえる。

編集=上田裕資

 

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