ソニーは12月7日、「プレイステーション4(PS4)」の累計販売台数が7060万台に達したと発表した。2016年に販売開始の「プレイステーションVR(PSVR)」も売上200万台に到達した。まだ初期段階にあるVR(仮想現実)分野だが、PSVRの売上は「オキュラスリフト」やHTCの「Vive」を上回っている。
ソニー・インタラクティブエンタテインメント会長のアンドリュー・ハウスは声明で次のように述べた。
「これほど多くの人々に、プレイステーション4が持つ独自のエンタテインメントを楽しんでもらい感激している。また、VRのような新たな分野でも支持を得られた。1994年に始まったプレイステーションは、今や世界最大のゲームプラットフォームの一つとなった。今後もパートナー企業とともに成長を維持し、プレイステーションをゲーマーたちにとってベストな場所にしていきたい」
ソニーとマイクロソフトは、かつてPS3とXbox 360で互角の争いを繰り広げたが、現在の状況は異なっている。ソニーのPS4とマイクロソフトのXbox Oneは、ともに2013年から販売が始まったが、今年1月時点のXbox Oneの売上は2600万台で、ソニーとは大きな差が開いている。
PS4はこのペースで行けば、PS3で達成した8400万台という数字を上回り、初号機のプレイステーションで達成した1億200万台という数字を超えるかもしれない。プレイステーションシリーズの歴代最高記録としては、PS2が1億5500万台という驚異的売上を記録していた。
マイクロソフトは「Xbox 史上最もパワフルなゲーム機」としてXbox One Xの販売を開始したばかりだが、ソニーの勢いに追いつくのは難しいかもしれない。ソニーに有利な状況はしばらく続きそうだ。