米ベントレー大学が先ごろ発表した論文によれば、シンクタンクのアーバン・インスティテュートの調査の結果、米国の平均初婚年齢は女性が27歳、男性が29歳であることが分かっている。1960年には、女性が20歳、男性が23歳だった。
また、婚姻率も70%にまで低下すると予想されている。ほかの世代の婚姻率は、前期ベビーブーマー世代が91%、後期ブーマー世代が87%、X世代が82%だった。さらに、調査機関ピュー・リサーチ・センターによると、ミレニアル世代の25%は生涯独身で過ごす可能性があるという。
ただ、それでもミレニアル世代の4分の3に当たる人たちには、結婚をしたいと考えている。そして、どの結婚にも、それを破綻に終わらせることにつながる多くの問題がある。お金の問題も、その一つだ。あなたとパートナーは、お金について同じ考え方をしているだろうか?次の10項目の質問に答えて、結果を比べてみてほしい。
1. 買い物中に最も気になることは─?
a) 購入する商品
b) 支払う金額
2. 月末にお金が足りなくなったら─?
a) クレジットカードを使う。そのためにあるのだから
b) 何も買わない
3. 現金が必要だが、近くに口座を持っている銀行がなかったら─?
a) どの銀行でも気にせずATMを使う
b) ATMの手数料を支払いたくないので、引き出すのは後にする
4. お金のおかげで、自分には力があるような気分になるのは─?
a) ほしいものを手に入れたとき
b) 資産を増やせたとき
5. 今のペースで貯蓄や投資を続けていくと、引退するとき手元にある金額は─?
a) 全く分からない
b) ほぼ正確に把握している
6. 何かに投資をしたときの気持ちは─?
a) 義務を果たした
b) 素晴らしいことをした
7. 衝動買いをしたときの気持ちは─?
a) 「どうしよう─」
b) 「…何?衝動買いって?」
8. お金に関係することで、友人と話すときに多い話題は─?
a) どれだけお得な買い物ができたか
b) 買った株がどれほど過小評価されているか
9. 昇進や昇給を祝うとしたら─?
a) 何か特別なものを買う
b) 「わーい!」と叫びながら飛び跳ねる
10. 昇進や昇給を見送られたら、自分を慰めるためにするのは─?
a) 何か特別なものを買う(悲観的な行動は気分も悲観的にするから)
b) 倹約のために生活費を見直す
落第点はない
答えにa)が多かった人は、「お金を使う人」の可能性が高い。そして、b)が多かった人は恐らく「倹約家」だ。パートナーの結果と比べてみよう。
もし大きな違いがあれば、今後お互いに同意できないことが出てくる可能性が高い。ただし、それは必ずしも問題ではない。お金に対する考え方が違うことを、認識しておく必要があるということだ。