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1000 Words / shutterstock.com

サムスンの新型イメージセンサーは、超薄型スマホに最先端のカメラ技術を実装することを可能にした──。サムスンは10月11日、同社のスマホ向けイメージセンサーのブランド「ISOCELL」から、2つの新型チップ「Fast 2L9 and」と「Slim 2X7」を発表した。

現在、ISOCELLシリーズはその性能によって「Fast」「Slim」「Bright」「Dual」の4つのカテゴリーに分類される。今回発表された製品は、いずれも小型ながら高画質を実現し、薄型スマホの多くに見られる背面カメラの出っ張りをなくすこともできる。

ISOCELL Fast 2L9は1200万画素。画素ピッチは1.28 μm(μmはマイクロメートル、100万分の1メートルを意味する)で、従来の1.4 μmからよりコンパクトになっている。最大の特徴は、「デュアルピクセル」技術を採用し、それぞれのピクセルにフォトダイオードを取り込んでいる点だ。グーグルの新型スマホ「Pixel 2」と「Pixel 2 XL」は、デュアルピクセル技術によって、シングルカメラながらポートレートモード撮影を実現した。

デュアルピクセルセンサーを搭載すれば、ハードウェアコストを大幅に削減し、設計をシンプルにすることが可能だ。また、オートフォーカス速度やトラッキング性能の向上を図ることもできる。

ただし、デュアルピクセルチップはポートレートモード撮影を可能にするものの、シングルカメラのスマホに使われている固定レンズでは、デュアルカメラのような望遠や広角ズームでの撮影はできない。

2400万画素の「ISOCELL Slim 2X7」は特に小型のチップだ。画素ピッチは0.9 μmで、サムスンによると1.0μm以下を実現したのは業界初だという。通常、画素サイズを小さくすると画質が低下する。このため、多くのスマホメーカーは画素サイズの大きさをアピールするが、サムスンは技術革新によってこの課題を解消した。特にISOCELL Slim 2X7は、DTI(Deep Trench Isolation)技術によって色再現性を向上した。

低照度環境でのパフォーマンスをさらに向上するため、Slim 2X7は隣接する4つの画素を1つの画素として扱う「Tetracell」技術を採用している。光量が増えるとアルゴリズムにより個々の画素から情報を取得する。この技術により、要求に応じて高感度低照度モードか、高解像度高照度モードかを選択できる。

こうした技術革新により、Slim 2X7は最も薄型のスマホに搭載できるほど小型でありながら、低照度でも高いカメラ性能を発揮することができる。

サムスンは、先日発表されたDxOMarkによるスマホのカメラ性能スコアで首位から陥落した。近年はカメラ性能に及ぼすソフトウェアの影響度が増している。しかし、サムスンのハードウェア技術をもってすれば、再びトップを奪取する可能性は十分あるだろう。

編集=上田裕資

 

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