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Freer / Shutterstock.com

サムスンは10月18日、グーグルのスマートフォン向け拡張現実(AR)プラットフォームの「ARCore」に参加すると発表した。サムスンは今後、GalaxyシリーズでARCoreのフレームワークを導入していく。

ARCoreは、初期プレビューの段階で既にGalaxy S8やS8 Plusを対応機種としていたが、今回のアナウンスにより、サムスンが今後AR分野でグーグルと緊密な連携をとることが明らかになった。

グーグルのARCoreはアップルのARKitを競合と見据えるプラットフォームだ。アップルはARKitのAPIを公開し、開発者らにアップルのA9プロセッサ上で稼働するiOS 11向けARアプリの開発を促している。

グーグルのかつてのARプラットフォーム、「Project Tango」は一部のスマートフォンにしか実装されていないセンサーに依存するものだった。今回のARCoreは特別なセンサーに依存せず、カメラやモーションセンサーのみを用いて端末の位置や向きを把握し、周囲の明るさも考慮に入れた上で、ARオブジェクトを適切に表示できる。

サムスンがGalaxyシリーズでのARCoreの採用を確約したことは、グーグルとサムスンの両社にメリットとなる。サムスンとしては、アップルのARKit向けARアプリ開発を行うデベロッパーらを、自社の端末に呼び込める。グーグル側としては、世界最大のスマホ出荷台数を誇るサムスン製品を通じ、自社のARプラットフォームをアピールできる。

この流れが続けば、グーグルのARCoreを搭載した端末の台数は、アップルのARKit対応端末を近い将来に上回ることになる。

今回の合意は消費者にとっても歓迎すべきことだ。ARテクノロジーはまだ未発達な段階ではあるが、非常に大きなポテンシャルを秘めている。世界のスマホメーカーの2大巨頭が、それぞれ別のARプラットフォームを確立することで、ARアプリの開発が促進され、新たなイノベーションの創出が加速される。

編集=上田裕資

 

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