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I write about youth sports.

マッケイラ・マロニー(Photo by Fernando Leon / Getty Images)

ソーシャルメディア上ではここ数日、「#MeToo(私も)」というハッシュタグを使って性的嫌がらせや性的暴行の被害に関する自らの体験を共有する動きが広がっている。

きっかけはすでに報じられているとおり、米ハリウッドの大物プロデューサー、ハーヴェイ・ワインスタインが長年にわたり多くの女性たちに性的嫌がらせなどを行ってきた問題が明るみに出たことだ。

そうした中、米国の元体操選手マッケイラ・マロニー(21)が10月18日、米国体操連盟のチームドクターだった元医師、ラリー・ナサール被告が選手らに繰り返し性的虐待を行ってきたことに関する自らの体験や考えを投稿した。

2012年のロンドン五輪に出場し2個のメダルを獲得したマロニーは、銀メダルに終わった決勝戦後に見せた「不満顔」で一躍有名になった。18日の投稿を見ると、このときマロニーがうれしそうな顔をできなかったことには、誰もが知っていた以上の理由があったということだろう。

ナサール被告は少なくとも7人の被害者に対する22件の第1級性犯罪に問われており、現在はミシガン州で収監されている。その他にも95人近い少女たちに対する行為に関連して、複数の刑事・民事訴訟を起こされている。米国体操連盟もまた、被告による性的虐待の問題について最初に報告を受けてから5週間にわたり当局に届け出ずにいたなどとして、批判を受けた。

被告は当初、告発された内容を全て否定していた。また、マロニーの投稿について、被告とその弁護士は今のところ、何のコメントも発表していない。

スポーツのもう一つの危険性

子供を持つ親なら誰もが知っている(また知っておくべき)ことだが、スポーツの指導のために自分の子供を他の大人の手に委ねることは、その子を危険にさらすことでもある。多くのスポーツリーグがコーチやボランティアを採用する際、身元調査を実施するのはそのためだ(この調査を行っていない活動組織に子供を参加させることについては、親はもう一度よく考える必要がある)。

だが、身元調査は問題が起きないことを意味するものではない。スポーツチームでの子供に対する性的虐待などで逮捕された者の多くには、それ以前の犯罪歴がない。

「私も」の重要性

「#MeToo」が焦点を当てるのは、これほどにも多くの少女や女性たちが、「自分が責任を問われることはない」「自分には安心してひどいこともできるだけの十分な力がある」と考える男性たちから、望まない性的な誘いかけや要求をされたり、体に触られたり、それ以上のことをされたりしてきたということだ。

被害を受けた女性たちが沈黙を破れば、彼女たちを信じる大勢の人たちが現れる。結局のところ、虐待をする側に力を与えるのは彼らの持つ地位や権力だけではなく、傷つけられた被害女性たちよりも彼らを支持する側に立つ者がいることなのだ。

編集=木内涼子

 

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