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研究者向け人体センサーMC10

世界的な医療・ヘルスケア市場の拡大を受け、アメリカのヘルスケアベンチャーへの投資が活況だ。サンフランシスコのヘルステック専門アクセラレーター「ロックヘルス」の調査によれば、デジタルヘルス市場における資金調達企業数と総投資額が、2017年上半期に、過去最高の値を更新。188のデジタルヘルステック企業に、合計35億ドル(約3900億円)が投資された。

総投資額が、資金調達企業数と共に増加したことは、一部の大規模な取引による盛り上がりではなく、デジタルヘルス部門全体に対する投資家たちの期待度の高さを物語っている。

編集部では、直接的、間接的に患者のニーズを捉え、着実に成長している米国のヘルステック33社を厳選。モバイル/センサー/AI/クラウド/ロボット/ライフサイエンス技術などの融合により、新たな価値を生み出す企業を3つのカテゴリに分けた。

まず、「For Patients/Consumers」では、モバイル・デバイスを利用した健康管理、患者同士のプラットフォームといった、患者から見た最新ヘルステックサービスをピックアップ。次に「Connects Patients and Professionals」では、患者と、病院やドクターなどの医療のプロフェッショナルをつなぐ役割を果たす遠隔医療や医療保険といったサービスを取り上げた。そして「For Professionals」では、実際に臨床や診断など、医療の現場を革新するテクノロジーを紹介。

この記事では「For Patients/Consumers」、モバイル・デバイスを利用した健康管理、患者同士のプラットフォーム9選をお届けする。

1. Mango Health健康データ管理のシンプル化

体重や血圧等の健康データを一元管理し、薬などの摂取タイミングを知らせるモバイル健康管理アプリ。処方箋の情報から、薬物相互作用のリスクを警告する。グーグルやIDEO出身者などが、ゲームデザインやモバイルソフトウェア開発の知見を生かし、アプリケーション開発に従事。ユーザーのデータ管理をシンプル化する優れたUIと美しいグラフィックデザインが強み。



創業者 : Jason Oberfest, Gerald Cheong
調達先 : Kleiner Perkins Caufield & Byers他
ジェイソン・オーバーフェスト◎同社共同創業者兼CEO。MySpaceのSVP、hgmoco:)のVPなどを経て、現職。

2. Misfit Wearables|センサーを用いたヘルス・ウェアラブル端末

防水や充電不要などが特徴のウェアラブル端末を開発する。睡眠やアクティビティの自動測定、着信通知などの機能がある。共同創業者の1人であるジョン・スカリーはアップルの前CEOだ。



創業者 : Sonny Vu, Sridhar Lyengar, John Sculley
調達先 : AFSquare, Founders Fund, GGV Capital他

3. Omada Healthデータで生活習慣病を予防する

ユーザーの体重や食生活などをトラッキングし、そのデータをもとに生活習慣病の予防プログラムを提供。創業チームにはグーグルやアマゾンなどの出身者がいる。

創業者 : Adrian James, Sean Duffy他
調達先 : Andreessen Horowitz, GE Ventures他

4. 23 and ME医者いらずの簡単遺伝子検査キット

唾液サンプルの摂取、送付による遺伝子検査サービスを消費者に直接提供。同社が保有する100万人分の遺伝子データから、祖先や家系、遺伝性疾患等の調査が可能。同社が集めた遺伝子データは、病気予防や医薬品の効果研究などの医療調査にも活用。これまでに230以上の研究に役立てられている。共同創業者のアン・ウォイッキは、グーグル共同創業者セルゲイ・ブリンの元妻。



創業者 : Anne Wojcicki,Linda Avey,Paul Cusenza
調達先 : Google, National Institutes of Health他
アン・ウォイッキ◎同社共同創業者兼CEO。数社でのヘルスケアアナリスト経験を経て、同社を創業。

文=フォーブスジャパン編集部、木村拓哉

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