キャリア・教育

2017.10.13 07:30

仕事にまい進したい人が手放すべき6つの有害な「癖」

Olena Yakobchuk / shutterstock.com

問題のある癖や習慣は、いつの間にか身に付いてしまうものだ。自分では「仕事に対する熱心さや勤勉さの表れ」などと捉えているかもしれないが、実際にはその癖のために、周囲の人たちはあなたが「途方に暮れ、コントロール不能に陥っている」と思っているかもしれない。

そうした癖はさまざまな意味で、仕事の厳しさに対するあなた自身の「反射的な反応」だ。ただ、そうだとしてもそれらは多くの場合、集中すべきことからあなたの関心をそらし、あなたに対する周囲の信頼を損なう。仕事に突き進みたいなら、次の6つの癖や習慣をなくす必要がある。

1. 遅刻する

習慣的に遅刻をする人が、忙しすぎていつも遅れるとは思えない。ただ時間管理ができていないだけだろう。時間の約束を守り、時間を管理し、自分自身やパートナー、同僚を尊重しなくてはならない。

2. 早口で延々としゃべる

どの会議でもかなりの早口で話し、短い時間で終わらせようとするなど、あちこちでわずか数分でも節約しようとする人は、今の仕事量に圧倒され、対応できなくなっていると思われる。

明快に話し、伝えたいことを伝えるための時間を取った方が、はるかに大きなインパクトを相手に与え、あなたの掲げる目標や計画により高い信頼性を与えてくれる。

3. 猫背の姿勢

「疲れている」ことは現代の生活の必然性だ。姿勢を通してその疲労感を他の人たちに伝えてしまうことは、あなた自身に大きな損失を与える。前かがみの姿勢は、あなたの伝えたいことの重要性を損なうのだ。自分の考えにためらいがあるとの印象を与え、そのアイデアは非常に難しいものなのだと思わせてしまう。

4. 携帯電話を手離さない

たとえ画面を下に向けておいても、ミーティング中に携帯電話を自分の目の前に置いておくことは、あなたが急を要することや重要なことと、そうでないものを区別できない人だという印象を与える。

集中すべきことが何かを理解し、迷うことなくそれに全力を傾けられることは、リーダーとそれ以外の人たちを明確に分ける点だ。

5. 謝る・自慢する

遅くなってしまった、気を散らしてしまった、疲れている、などの理由でいつでも謝っていることは、あなた自身の問題点に相手の注意を向けさせるだけだ。謝ることで、それらを本当の問題に変えてしまう。あなたが自分の欠点を理解していながら解決できない人なのだということを、相手に認識させてしまう。

一方、自分の成果を繰り返し得意げに話す人は、ビジネスの現実に対応する十分な準備ができていない人だと思われてしまう。成果を伝え、たたえることと(もちろん、これはすべきことだ)、成果を誇張し、その上にあぐらをかいてしまうことの間には、紙一重の違いしかない。優れたリーダーは、それをよく理解している。

6. 相手の目を見ない

相手の目を真っすぐ見ることは、信頼と尊敬を得るための最も簡単な方法だ。あなたが自分の約束を真剣に受け止め、自分の言葉を保証できることを、相手に対して示すことができる。

適切にアイコンタクトを取ることで、投資家やパートナーの同意を得やすくなる。また、あなたのチームの力を最大限に引き出すこともできるだろう。最初は違和感があっても、練習して習慣にしよう。

編集=木内涼子

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