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世界37カ国、700万人が愛読する経済誌の日本版

李嘉誠(Photo by Zhong Zhi/Getty Images)

年齢を重ねたビリオネアたちの人生には、 長い道のりを踏み外さずに歩いてきたからこその流儀がある。何が富を引き寄せたのか。


香港一の大金持ちとして知られる李嘉誠は、アジアで最も影響力のある人物でもある。会長を務める長江和記実業は、港湾経営、小売り、建設、エネルギー、通信を5つの柱としており、世界50カ国余りで31万人以上を雇用する巨大企業だ。

李は1928年、現在の中国広東省生まれ。日中戦争のさなかに香港に逃れ、学校の校長をしていた父親が結核で亡くなったのを契機に12歳から働いて一家を支えた。

ギリギリの生活を経験した李は、現在でも日々の90%の時間は、翌年、5年後、10年後のことに想いをめぐらしていると話す。常に危機感を持ち、資料を集め、あらゆるケースにおける経営のシミュレーションを欠かさない。最悪の事態も想定し、弱点をチャンスに変える方法を考えている。

だからといって、李は決してリスクを恐れてチャンスを見逃すタイプでもない。会社に急成長をもたらした転換点ともいえる出来事が、文化大革命や天安門事件であるように、世間的に見ればあり得ない危機にも立ち向かい、大きなリターンを得てきた。

そのやり方が批判を受けることもあるが、彼は同時に信用を重んじ、他者を尊重することに徹し、いつも笑顔を湛えている。長男のヴィクターが誘拐された事件についても、防犯を怠った自分たちに非があり憎んでいないと話す。身代金を支払った際には「投資をすべきだ」と犯人に使い道についてのアドバイスまでしたという。

李嘉誠を知る6つのエピソード

1. 12歳で一家の大黒柱に

早くに父親を亡くし、家族のために12歳で学校を辞めて働き始めた。22歳で立ち上げたプラスチック工場で製造した造花が「ホンコンフラワー」として大当たり。それを足がかりに不動産業へと転身した。

2. 腕時計は30分進める

朝は何があっても5時59分に起床し、ニュースをチェックしてから、1時間半ほど大好きなゴルフなど、運動をする。時間には厳格で、渋滞などがあっても時間通り移動できるように、腕時計は30分進めてある。

3. スマホは3Gのまま

オフィスでは海外の経済紙などをチェック。就寝前は、最低1時間は読書し、歴史、哲学、天文学など幅広い知識を吸収する。小説や娯楽雑誌は時間の無駄だと読まない。スマホはネットをし過ぎないようわざと3Gのままだ。

4. 世界最速のエレベーター!?

香港島セントラルに位置するオフィスのある長江センターのエレベーターは世界最速ともいわれ、1階から最上階70階(実質63階建て)までわずか45秒で到達できる。このビルにはプライベートプールもある。

5. 逆境こそがチャンス

長江集団が成長する契機となった出来事が二つある。1966年からの文化大革命と、1989年の天安門事件だ。文革時、李は暴落した香港の土地を買いに買い、天安門事件後は中国に大いに投資して、会社を大きくした。

6. 秘密にされてきた誘拐事件

1996年に、長男のヴィクター・リー(李澤鉅)が香港マフィアに誘拐されるという事件が起こった。李は身代金として10億香港ドル余りを渡して子息を取り戻した。事件についてはその後10年間、警察も知らなかった。

7. IT界の最先端との深い関係

2007年の12月、80歳になっていたリーはフェイスブックへの投資を「たった5分考えただけで」決めた。現在、あるいは過去に投資していたIT企業は、買収前のスカイプやSiri、スポティファイ、waze、Summlyなどがある。

edit by Yuko Mori

 

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