ソーシャルメディアやデジタルメディアでのスポンサー活動に関する調査を行う米フーキット(Hookit)によると、ロナウドのスポンサーであるナイキやタグホイヤー、健康食品のハーバライフなどが関与するスポンサード動画1本当たりの平均価値は、約160万ドルだった。
ロナウドのソーシャルメディアへの投稿に対するインタラクション数と動画(スポンサード以外を含む)の視聴回数は、およそ24億回に達している。
世界で最も人気のあるスポーツの一つ、サッカー界の最大のスターであるロナウドは、国際サッカー連盟(FIFA)が年間最優秀選手に贈るFIFA最優秀選手賞も4回獲得。キャリア通算600ゴール、欧州サッカー連盟(UEFA)チャンピオンズリーグ(CL)通算100ゴールを達成している。そして、ロナウドの活躍から大きな恩恵を受けているのが、そのもたらす価値の高さを認めているスポンサー各社だ。中でもナイキは2016年、10億ドルで生涯契約を結んだと報じられている。
フォーブスが6月7日に発表した「世界で最も稼ぐスポーツ選手100人」で2年連続1位となったロナウドの上記1年間の収入は推計9300万ドル。このうち約3500万ドルは、サッカーの試合以外からの収入だったと見られる。
活用度が価値上昇に貢献か
ロナウドのソーシャルメディア上での価値が高い理由には、その他のアスリ―トたちに比べて投稿回数が多いことが挙げられる。さらに、2億7700万人を数えるフォロワーのためでもある。
上記の1年間に、スポンサー名のメンションがあったり、ロゴが掲載されたりしたロナウドの投稿数は、580回だった。2番目にこうした投稿が多かったFCバルセロナのネイマール(フォロワー数1億6500万人)は、255回となっている。
この間に新たにロナウドのフォロワーになったのは、6200万人。フェイスブックのファンは1億2200万人となった。ロナウドの投稿に対する「いいね」と「シェア」「コメント」の数は合計9億2700だった。
媒体価値が高いその他のアスリートたち
フーキットが行った世界で最も稼ぐスポーツ選手100人の媒体価値に関する調査によれば、フェイスブックとインスタグラム、ツイッターでのスポンサーが関与する各選手の投稿(ハッシュタグ、メンション、写真・動画付き)のうち、インタラクション数、動画視聴回数が最も多かった上位10人とそれぞれがもたらす価値は、以下のとおりだ。