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エリック・ハガース(Photo by Jamel Toppin)

音楽レーベル3強がコンテンツを提供する音楽配信サービスの「VEVO(ヴィーヴォ)」。YouTube(ユーチューブ)の牙城を崩し、音楽業界を斜陽から救えるか?


配車アプリ「ウーバー」に、簡易決済サイトの「スクエア」……。サンフランシスコの中心街、マーケット・ストリート1455番地ビルに入居する企業は、今をときめくスタートアップばかり。

テナントにはもう1社、注目の企業がある。音楽配信サービス「ヴィーヴォ」だ。ヴィーヴォは2009年に、“音楽業界のビッグ3”のうちの2社、ユニバーサル ミュージック グループとソニー・ミュージックエンタテインメント、グーグル、アブダビ・メディアが出資して生まれた。

ユーチューブのチャンネルと、音楽配信サイト(編集部註:日本は視聴不可)の2つからなるヴィーヴォは、80年代に一世を風靡した音楽専門チャンネルMTVのように、時代を象徴するメディアを目指している。実際、多くの人気アーティストが同サイトで宣伝活動をしており、配信された音楽動画は高い再生数を記録している。

イギリスの歌姫、アデルのシングル曲『Hello』は17億回以上もユーチューブのヴィーヴォ・チャンネルで再生され、ユーチューブ史上6番目の再生数を記録。また、「ジャスティン・ビーバー・ヴィーヴォ」はユーチューブで3番目に人気がある。

ただ、問題が一つ。視聴者のほとんどが、ヴィーヴォの公式サイトやアプリではなく、“ユーチューブ”でヴィーヴォが配信する音楽動画を視聴しているのだ。そしてヴィーヴォは今年、5億ドルの収益を見込んでいるものの、その多くがユーチューブからの広告収入である。

ヴィーヴォのエリック・ハガースCEO(43)はこれを変えたいという。ユーチューブの視聴者を公式サイトやアプリに呼び寄せることで、収益を増やそうと考えているのだ。そこで、公式サイトを刷新した。新しいサイトでは、ラジオのように、アクセスした瞬間に音楽が流れてくる。

「キリンへの餌やりなどはなく、見たい音楽動画が見つかるはずです」と、ハガースは新しいサイトに自信を見せる。“ビッグ3”最後の1社、ワーナー・ミュージック・グループが8月にコンテンツ配信に合意したのも追い風だ。

それでも、定額音楽配信サービス「スポティファイ」をはじめ、音楽動画の配信で安定したビジネスモデルを確立した会社はまだない。ヴィーヴォが挑むべき課題は、ユーチューブ対策だけではないようだ。


エリック・ハガース◎音楽配信サービス「ヴィーヴォ」のCEO。英国放送協会(BBC)やインテルを経て、2015年4月に就任。BBCでは動画プレーヤーを立ち上げるなど、コンテンツ配信に精通している。

編集 = Forbes JAPAN 編集部

 

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