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テクノからチャート、その他の音楽業界に関する執筆を担当。

Photo by Rawpixel.com / Shutterstock.com

最近の音楽業界で最もうれしいニュースと言えば、過去のフォーマットとされてきたレコードの復活だ。レコードの販売枚数は毎年大幅に上がっており、新曲をレコードでリリースするアーティストが増えている。

しかし、大手メディアが新品のレコードの売上に注目する一方、その陰で人気になっているのが中古レコードだ。音楽業界の分析を手掛けるMusicWatchの調査によると、アメリカでは新曲のレコードよりも中古レコードの方が人気がある。新曲のレコードを買う人は毎月310万人だが、中古レコードを買う人は毎月500万人に上るという。

中古レコードが人気な理由は分かりやすい。まず中古レコードの方が圧倒的に数が多い。レコードは数十年前から存在し、長きにわたり音楽を聴くうえで最も重要なメディアだった。その後、CDやMP3、ストリーミングに乗り換えていった音楽ファンがレコードを売却するようになった。その結果無数のレコードがリサイクルショップやオンラインで売られるようになった。

レコードが再びクールなアイテムになり、中古レコードを購入する人が以前よりも増えた。高価な新品のレコードに比べ、中古レコードは往々にして安価だ。

今後、中古レコードの販売数は新曲のレコードの販売数を上回り続けるだろう。多くのアーティストが新規にレコード版を発売するために投資しているが、製造コストが高く、製造できる企業も限られている。

2015年のレコード販売数は驚愕の前年比30%増だった。2016年の伸び率はそこまで高くはないかもしれないが、レコードの売上が伸びていることには違いなく、中でも中古レコードの売買は人々が思うより活発なのだ。

しかし、新品のレコードが売れることにしか興味を示さない音楽業界にとって、中古レコードの売買が活発になることはさほどの意味を持たないことなのかもしれない。

編集=上田裕資

 

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