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I cover music, advertising & entertainment as the CEO of SCORE A SCORE

スポティファイCEO、ダニエル・エク (Photo by Andrew Burton/Getty Images)

筆者は日本への旅から戻ってきたばかりだ。日本では音楽へのリスペクトが時代の変化を取り入れつつ、保たれていることに感動した。京都のジャズクラブにも、渋谷のタワーレコード(なんと9フロアもある)にも行ってみたが、日本には豊かな音楽シーンが存在することを実感した。

偶然にも日本滞在中に、スポティファイの上陸に出くわした。スポティファイはCD王国の日本に乗り込んだ最初の大手ストリーミング事業者だ。

「日本でのCD売上は巨大だが、近年はゆるやかな減少傾向が続いている。同時に、少数のアーティストに売上が集中する傾向がある」とスポティファイの担当者は筆者に話した。

日本では音楽ファンたちは一枚のアルバムに最大30ドルを払う。ポスターや玩具、カレンダーつきのプレミアムアルバムも存在する。ストリーミングビジネスにとっては大きな成長が見込める市場だ。

「CD依存」が顕著な日本の音楽市場

ジャパンタイムズの記事によると、「世界ではCDが死に絶え、ダウンロード販売が勢いを増す中で、日本の音楽市場では売上の80%をCDが占めている」という。日本の音楽市場は実際、世界第二位の規模で、年間売上は30億ドル(約3,300億円)に迫るという。

日本で50年にわたり音楽出版ビジネスをリードするフジパシフィックミュージック会長の朝妻一郎の話では、CD販売では現地のミュージシャンらが市場を制しているという。日本の音楽市場の85から90%を日本人アーティストが占めており、残りの10から15%がクラシック音楽も含めた海外のアーティストだという。

スポティファイは日本でのビジネスの先行きに関して楽観的だ。「スポティファイや他のストリーミングサービスは日本の音楽ビジネスやファンたちに良い影響を与える。ファンたちはより多くのアーティストたちへのアクセスが可能になり、アーティスト側のメリットも大きい」と広報担当者は話した。

編集=上田裕資

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