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フリーランスのライター・編集者

Uberは多くのマイクロサービスで成り立っている(illustration by Matt Murphy)

毎年ラスベガスで開催されるAWSの開発者会議「re:Invent」で、立ち見客が出るほど人気のセッションがある。気鋭のベンチャー投資家たちが登壇するパネルディスカッション「VCから見たスタートアップのインサイト」だ。

その壇上で昨秋、4人の投資家たちが「一番注目するテクノロジートレンド」に挙げたのは「マイクロサービス」だった。いったいどんなサービスなのか。

「マイクロサービスは今すごくバズワード(流行語)になっています。以前は単一のプログラムとして設計されたモノリシック(一枚岩)なアプリケーションが主流でしたが、今はマイクロサービスの時代になりました。大規模なアプリケーションを機能ごとに小さな部品に分けて開発・運用する手法です。社内の開発体制は部品ごとにコアチームに組織化され、必要に応じて他のチームに部品を提供するようになった。そして1〜2年ほど前から、この部品を社外向けにも提供するスタートアップが増えています」(スケール・ベンチャー・パートナーズのパートナー、アリエル・ツェイトリン)。

この“小さなインフラ”である部品こそがマイクロサービスと呼ばれるものだ。同サービスの隆盛は「API化」とも表現される。

API(Application Programming Interface)とは、あるコンピュータプログラムから外部のプログラムの機能やデータを呼び出す仕組みのこと。以前から使われてきたが、近年のクラウドの台頭によって、企業間の異なるアプリケーション同士を連携させるオープンな仕組みとして注目されるようになった。

「急成長しているモバイルスタートアップのサービスの中身を見てみると、APIがいくつも使われています。たとえばUberの場合、地図はGoogle Map、テキストメッセージはTwilio、決済はBraintreeといった感じで(メイン画像参照)、およそAPI化できるものはすべてAPI化されています。もしUberが自社でこれらのサービスを開発していたら、何十年もかかっていたでしょう」(アクセル・パートナーズのパートナー、ジェイク・フロメンバーグ)

他社のAPIを使えば、開発コスト・時間を短縮でき、すばやく市場に新製品を投入できる。運用時の手間暇もほとんどかからない。

「マイクロサービスはクラウドとモバイルが普及した今だからこそ、可能になりました。今後もAPI化、マイクロサービスのトレンドは続きます」(フロメンバーグ)

文=増谷 康

 

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