・別の車の運転者を怒鳴りつける:47%(9,500万人)
・いら立ちや怒りを示すためにクラクションを鳴らす:45%(9,100万人)
・怒っていることを示すような身振りをする:33%(6,700万人)
・故意に別の車の車線変更を妨害しようとする:24%(4,900万人)
・故意に別の車の進行を妨害しようとする:12%(2400万人)
・車を降りて、別の車のドライバーに詰め寄る:4%(760万人)
・故意に別の車にぶつかる、衝突する:3%(570万人)
・特にこうした攻撃的な行動に出る傾向がみられるのは、男性と19~39歳の年齢層の人たちだ。男性が「車を降りて他の車のドライバーに詰め寄る」「故意に衝突する」割合はいずれも、女性の3倍となっている。
・「怒鳴りつける」「クラクションを鳴らす」「身振りで示す」人の割合が高いのは、米北東部だった。特に、怒りをジェスチャーで示す人はその他の地域より30%多かった。
・スピードの出し過ぎや信号無視など、その他の危険な行動を取ったことがあると答えたドライバーは、攻撃的な行動に出る可能性が高い(ここ一か月の間に高速道路を走行中にスピード違反をしたことがあると答えた人が、故意に別の車の走行を妨害する確率は、違反していない人の4倍に上る)。
「ロードレイジ」の被害を防ぐには
運転中に「キレた」人から攻撃を受けることを避けるための方法として、報告書は以下を心がけるよう忠告している。
・相手を怒らせない:別のドライバーに速度や方向を変えさせるような走り方をしない。つまり、別の人がブレーキを踏んだり、ハンドルを切ったりする原因にならないことを心がけること。
・忍耐力と寛大な心を持つ:運転している人の中には、たまたま嫌な一日を過ごしたという人もいるだろう。(詰め寄られるなどしても)自分が個人的に攻撃されている訳ではないと考えること。
・相手にしない:(激怒している相手と)視線を合わせないこと。身振りで何かを伝えようとしないこと。一定の車間距離を保ち、必要と思えば警察に通報すること。
AAAの交通安全推進・調査を担当する部門の責任者は、「運転中に腹を立てるのはよくあることだ。だが、私たちは感情に任せて、人を傷つけるような行動に出てはならない」と注意を促している。