キャリア・教育

2016.05.18 17:00

お手本はザッカーバーグ? 「父親の育休」先進企業の取り組みと課題

bikeriderlondon / shutterstock


Fatherlyは2015年、マーケティング専門の起業家だったアイザックスと、スタートアップ企業のストラテジストだったマイケル・ロスマンが共同で創設。ニューヨーク市に本社を置き、育児をテーマにしたコンテンツの制作や、特にマイホームパパをターゲットにしている企業へのコンサルティングサービス提供で収入を得ている。
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今年の調査でトップ50入りした企業のうち、音楽ストリーミングのスポティファイ(2位)とヘルスケア大手のジョンソン・エンド・ジョンソン(12位)も同社と仕事をしている。

起業のきっかけは、アイザックス夫妻が子どもを持ちたいと考えた時に、父親の育児に関する情報が少ないことに気づいたことだった。「母親のブログは420万もあるのに、父親に焦点を当てたものは何もなかった」

アイザックスとロスマンは、企業が育児休暇制度についての姿勢を変えることで、働く人自身や社会全体の姿勢も変わっていくことを期待している。現状では多くの男性が、認められている育児休暇をフルでは取得していないからだ。
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現代の“新しいパパ”の手本としてアイザックが挙げるのは、8週間の育児休暇をとったフェイスブックのマーク・ザッカーバーグだ(厳密にはフェイスブックの規定ではその2倍の休暇取得が可能だったが)。

家族と過ごすために仕事をわきに置いたことに加えて「ザッカーバーグが育児休暇について熱く語り、休暇中の体験を人々と共有したことは注目に値する」とアイザックスは言う。「これはその他の男性に、自分もそうしていいのだと思わせるだけでなく、そうすることが重要なのだと思わせる上できわめて大きな意味を持つ」。
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編集=森 美歩

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