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ハードウェア及び半導体メーカーについて執筆

mast3r / Shutterstock

この数年間、未上場のスタートアップの評価額は膨張を続けてきた。しかし、活況が終わりを迎え、評価額が以前より下がる「ダウンラウンド」が急増している。このほど、調査会社のCB Insightsは、こうした企業をリアルタイムで追跡するサイトを立ち上げた。

先日リリースされたサイト「Downround Tracker」(ダウンラウンド・トラッカー)には、2015年以来評価額が減少した57社のスタートアップがリストアップされている。過去数か月でもっとも下落が大きかったのはモバイル決済企業のスクエアで、一時は60億ドルの評価が付いたが、現在では32億ドルまで落ち込んでいる。また、通販サイトを運営するギルト・グループの価値はかつて10億5,000万ドルだったが、2億5,000万ドルでカナダ企業に買収された。この他に同サイトに掲載されている事例を紹介しよう。

・HFT(高頻度取引)スタートアップ、Virtu Financialの評価額は20億ドルだったが、IPO後に株価が下落し、現在の時価総額は7億2,500万ドルとなっている。
・中国のモバイルサービス企業Beijing Nation Sky Network Technologyの評価額は5億3,000万ドルだったが、8,000万ドルで買収された。

ダウンラウンドが起こった場合、特に痛い目に遭うのは従業員だ。その良い例がGood Technologyの買収劇だろう。同社は11億ドルの評価額でベンチャーキャピタルから資金調達を行ったが、昨年買収された際の価値はその半分にも満たない4億2,500万ドルだった。この結果、従業員が保有していた同社の株式やストックオプションは無価値となったばかりでなく、株にかかる税金の支払いで彼らは損を被ったのだ。

業界ウォッチャーの多くは、2016年はスタートアップにとってさらに試練の年になると予測している。飛ぶ鳥を落とす勢いだった人事管理サービス企業のZenefitsも、ビジネスの手法や非現実的な事業計画に疑念の目が向けられている。

CB Insightsの創業者兼CEOであるアナンド・サンワルはメールで次のように述べている。「今後も投資環境が悪化するようだと、スタートアップのダウンラウンドはますます増加するだろう」

編集=上田裕資

 

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