ツイッターCEO、幹部退社に悲しみ 後任に元アメックス社員

ジャック・ドーシーCEO (Bill Pugliano / Getty Images)

ツイッターのジャック・ドーシーCEOは1月25日、3人の幹部が退職する予定で、そのうち2人が解雇されたという報道についてツイートした。

2015年10月に正式にCEOに就任したドーシーは、エンジニアリング部門のトップAlex Roetter、メディア部門のトップKatie Jacobs Stanton、プロダクト部門のトップKevin Weil、そしてHRのトップSkip Schipperが退職することになったと認めた。RoetterとStanton、Weilが退職するとの報道を認める形となった。同社は「ドーシーのツイート以上にコメントすることはない」としている。

「彼らの退職に関して不正確な憶測が飛び交っているので、私が語ることにした」とドーシーはツイートした。「Alex Roetter、Skip Schipper、Katie Stanton、そしてKevin Weilが退職することを残念に思っている」

「4人は当然とるべき休暇をとることになるだろう」とドーシーは続けた。「ツイッターとツイッターが持つ意義に貢献してくれたことを個人的に感謝している。4人とも素晴らしい人々だ!」

ドーシーによると、COO(最高執行責任者)のアダム・ベインが今後、暫定的にプロダクト部門やメディア部門、HRを監督する。CTO(最高技術責任者)のAdam Messingerはエンジニアリング部門とコンシューマー・プロダクト部門、デザイン、リサーチ、ユーザーサービスを監督するという。テック系ニュースメディアRe/codeとCNBCは25日、コマース部門を率いるNathan Hubbardが暫定的にメディア部門のトップを務めると報じている。Hubbardの役割に関してツイッターに問い合わせたが回答は得られなかった。

ドーシーは次のようなツイートも投稿した。「Adam Messingerは4年以上ツイッターで働いていて、他社でも大所帯を率いていた経験がある。人々が使いたくなるような製品を迅速に実現しつづけるためにはどのように開発を進めるべきか、よく理解している。今後も求められているような体験を提供できるよう、彼と昼夜問わず協力していくつもりだ」

ツイッターに5年以上務めたStantonはブログサービスMediumで、家族との時間を増やすために退職を決めたと語った。「家族と過ごすためにひと休みすることを悪く思う風潮があるが、それ以上に重要なことはあるだろうか?」とStantonは述べた。

WeilとRoetterもツイッターに5年以上勤務した。Weilは自らツイートし退職を認めた。SchipperはグルーポンでHRのトップを務めていたが、2014年にツイッターに加わった。

ドーシーはその後、26日になり元アメリカン・エキスプレスのレスリー・バーランドをCMO(最高マーケティング責任者)に指名した。レズリーは過去4年間、フェイスブックやツイッター、アップルと連携し、アメックスの広告キャンペーンを手がけてきた。

「レズリーは弊社の広報活動に寄与してくれるだろう」とドーシーはツイッターで述べている。

編集=上田裕資

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