昨年9月に発売されたiPhone 6s/6s plusの生産量を、計画よりも30%減らす見通しが伝えられる中で、アナリストたちからもアップルの今後を危ぶむ声が多数噴出している。売上の低下は2017年度まで及ぶとの観測も囁かれる中で、投資家らの間には底値が見えない恐怖も広がっている。長期的に考えてもアップルの株価の回復までは、かなりの時間がかかることが予測される。
筆者個人の考えでは、株価低迷の原因はCEOのティム・クックのへの信頼感の欠如にある。彼がこの先、アップルをどこに導くのかに対して、市場の疑念が高まっているのだ。
昨年2月に133ドルの高値をつけたアップル株は、その後の中国ショックを経て、11月上旬には123ドル付近まで回復したものの、その後はほぼ一貫して値を下げている。