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ブルネロ クチネリを巡る
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ブルネロ クチネリのワイン、
ミラノでお披露目される

2022.11.10

ブルネロ クチネリのワイン、ミラノでお披露目される

“カシミヤと調和”の村、ソロメオのワイナリーで生まれた初めてのワイン「カステッロ・ディ・ソロメオ」(Castello di Solomeo)と新作オリーブオイルを味わうテイスティング・オータムディナー。
友人・知人そしてジャーナリストの皆様とともに。

ミラノ、2022年11月10日
ミラノのInstituto dei Ciechi(盲人協会)にて、ブルネロ・クチネリの希望により、彼の愛するウンブリアの村、ソロメオのブドウ畑で生まれた最初のワイン(ヴィンテージ2018)を紹介するフレンドリーなディナーが開催されました。

この和やかなイベントには、ブルネロの家族だけでなく、生涯の友人や、長年にわたってソロメオを拠点とするファッションハウスの物語を、知的で人間味あふれる文章や言葉で語ってくださったジャーナリストの皆様にもご出席をいただきました。

「カステッロ・ディ・ソロメオ」と命名されたワインの誕生につながったこの魅惑的な旅路において、国際的に有名な醸造家リッカルド・コタレッラ(Riccardo Cotarella)はブルネロ・クチネリの親愛なるアドバイザーでありました。

2011年に作られたブドウ畑は、5ヘクタール(庭園と合わせて6ヘクタール)の面積を有し、沖積層砂質粘土(alluvial clay-sandy)、沖積層シルト質粘土岩(alluvial clay-silt)、砂質泥灰土(marly arenaceous)の3種類の土壌が交互に含まれ、それぞれが特定のブドウの品種に絶妙に適合しています。年間約9000本が生産される見込みです。

「カステッロ・ディ・ソロメオ」のために選ばれたブドウは、カベルネ・フラン、カベルネ・ソーヴィニヨン、メルローで、そこから高品質なボルドーブレンドが作られます。そしてサンジョヴェーゼのブドウの木は、中央イタリアの文化とワイン造りの伝統へのオマージュ。この組み合わせから、しっかりとしながらも、ふくよかな柔らかさのワインが生まれます。

ソロメオの曲がりくねった起伏のあるブドウ畑の列に沿って植えられている20,000本以上のブドウの木は、少しでも長く健康であるよう、毎日手入れされています。手が有している知恵、科学技術、そして人間の魂が持つ感受性というものを実践へつなげる「自然に従った」農業哲学。波型に沿って列を配置することにより、ブドウ畑は断続的かつ特定のマニュアルメンテナンスを必要とする「庭」に模しており、植物は(その配列による)向きのおかげで、通気性を保ちながら最大量の光を受け取ることができます。

さらに、非常に重要な役割を果たしているのは、初期生物季節学における房の選択と間伐です。

ブルネロ・クチネリのコメント:
「昨夜、非常に高貴な都市であるミラノで、Istituto dei Ciechiの宮殿のように歴史と魅力に富んだ場所を会場に、私たちの土地から、情熱とともに大切に育まれ生まれた非常に特別なこのワインの最初の一口を味わうことができました。それは少なくとも私にとっては、大変エキサイティングでした。私たちの村、ソロメオでは、私が真のアートだと思っているブドウ栽培(viticulture)の古典的な原則に従って栽培されたブドウの木に、5ヘクタールを割り当てました。我々が育てたブドウがついに自らの美の物語を伝えることができると考えることを私は気に入っています。このような貴重な果実を分け与えることができること以上に美しいものはないと思うのです。長きにわたる手間と管理を経て生まれた果実を生涯の友人や愛する人たちとともに分かち合うことです。古代ギリシャにおいてそうであったように、私たちのワインが人間らしい儀式を復活する人々の饗宴を楽しいものにしてくれると想像するのが嬉しいのです。ギリシャ語の散文作家であるアテナイオス(Athenaeus)の作品、「食卓の賢人たち」(Deipnosophistae)を持ってすれば、結局それは
≪海の上で、ギリシャ神話に登場する豊穣とブドウ酒と酩酊の神であるディオニュソス(Dionysus) が人間によきものとしてもたらしたワインの色≫のことなのだと思いを馳せるのもいいでしょう。」

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