Official Columnist

村上 和巳

烏合の知(医療・紛争・事件の最前線)

フリージャーナリスト。中央大学理工学部卒。医療専門紙記者を経てフリーに。海外の紛争地、福島第一原発事故などの災害現場、ヘルスケア領域などの取材執筆に取り組んでいる。著書に「化学兵器の全貌」(三修社)、共著書に「世界ダークツーリズム」(洋泉社)、「震災以降」(三一書房)など多数。

  • 東日本大震災 死傷者ゼロだった「あまちゃん」の町の奇跡

    まもなく東日本大震災から丸7年を迎える。警察庁発表では同震災による死者は12都道県で1万5893人におよぶが、その99.5%は震源に近い岩手、宮城、福島の3県で発生している。しかし、この3県の沿岸自治体の中でただ一つだけ死傷者・行方不明者がゼロという町がある。岩手県沿岸最北端の洋野町(ひろのちょう) ...

  • 北朝鮮の粛清を生き抜いた古老、金永南という「無難」な存在

    4年に1度の冬の祭典である平昌冬季五輪。日本は金メダル4個を筆頭に合計13個という過去最高のメダル獲得数で終了した。しかし、世界的に見れば、平昌五輪で最も話題となったものの1つは、北朝鮮の最高指導者・金正恩氏の実妹である朝鮮労働党中央委員会宣伝扇動部第1副部長・金与正(キムヨジョン)氏の訪韓だろう。 ...

  • 認知症治療薬開発は「2つの壁」を超えられるか

    開発中の認知症治療薬の途中経過成績が不調だったことから昨年12月に株価急落の憂き目を見たエーザイ。その顛末は、「株価を急落させた、エーザイのアルツハイマー薬開発」に書いた。そもそも日本では2011年7月を最後にアルツハイマー型認知症の新薬は登場していない。そして現在、アルツハイマー型認知症の新薬開発 ...

  • 株価を急落させた、エーザイのアルツハイマー薬開発

    2017年の年の瀬が迫った12月22日、東京証券取引所で国内製薬大手のエーザイの株価が急落した。前日の21日には年初来最高値の7148円まで上昇していたが、22日の取引開始とともに値を下げ、一時は8月24日の年初来最安値5496円に近い5970円。終値ベースでは前日比14.8%減で同日の下落率トップ ...