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福田 稔

数字で読み解くファッション業界の現在

株式会社ローランド・ベルガー プリンシパル 東京オフィスの消費財・流通チームリーダー。慶大卒、欧州IESE経営大学院MBA。アパレル・化粧品などの消費財、百貨店・専門店などの小売り業をはじめとするライフスタイル領域において、グローバル戦略、デジタル戦略、新規事業戦略など様々なコンサルティングを手掛ける。経済産業省「服づくり4.0」のプロデュースやシタテル株式会社の戦略アドバイザーも務める。

  • 服ではなく「生地」が売れる 世界における国内ブランドの勝ち筋とは

    日本繊維輸入組合が5月に発表した「日本のアパレル市場と輸入品概況」によると、2017年の衣料品の国内生産量は前年比約8%減の9840万点となり、数量ベースの国産品割合はついに2.4%にまで落ち込んだ。バブルの頃は数量ベースで約10億点あったことを考えると、国産品はこの30年間で数量ベースで10分の1 ...

  • 時価総額5兆円企業へ、ZOZO「PB事業」の勝算【後編】

    前回では、スタートトゥデイテクノロジー発足の経緯、ファッションテック業界を取り巻く状況について伺った。後編では、ファッションテックの今後のあり方、そしてスタートトゥデイテクノロジーが目指すものについて、金山裕樹に聞いた。なぜ、日本はファッションテック後進国なのか?──業界全体に対する考えを伺いたいで ...

  • ZOZOが見据える、真のファッションテック企業への道筋【前編】

    10年以内に時価総額5兆円企業を目指す── スタートトゥデイ(10月1日付でZOZOに社名変更予定)の前澤友作は、4月27日に行われた2018年3月期決算説明会で同社の展望について、こう熱弁をふるった。世界中をカッコよく、 世界中に笑顔を。70億人のファッションを技術の力で変えていく─。これが実現し ...

  • 「値上げしても売れる」ラグジュアリーブランドの秘密

    2018年に入り百貨店や都心の大型商業施設が好調を維持しているが、背景には伸び続ける訪日客によるインバウンド需要と、株高を背景とした富裕層によるラグジュアリー消費がある。グローバルでも富裕層の資産拡大を背景としたラグジュアリー市場の成長が続いており、代表プレイヤーであるLVMHグループの業績が好調な ...

  • なぜ、ラグジュアリービジネスは日本から育ちにくいのか

    先日2017年度のLVMHモエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトンの決算が発表された。売上高は、約5兆7550億円で前年比13%増、営業利益は約1兆1200億円で前年比18%増、純利益は約6920億円で前年比28.8%増と、増収増益の好業績となった。特筆すべきは営業利益率で約20%と、10%を超える企業すら少 ...

  • ゾゾは覇権を守れるか? アパレルEC長者に迫る2つの脅威

    今回も前回に引き続きZOZOTOWNを擁するスタートトゥデイを中心に、アパレル業界で今、水面下で競争が激化しているプラットフォーマーの戦いについて取り上げたい。ご存じのとおりZOZOTOWNのビジネスモデルはマーケットプレイス型のプラットフォームビジネスであり、出品しているブランドからZOZOTOW ...

  • ユニクロvsゾゾの見方は正しいか? 「真のゾゾエフェクト」を読む

    2017年11月に発表されたスタートトゥデイのボディースーツは大きな反響を呼んだ。予想以上の注文が入り当初11月末と言われていたデリバリーは大きく遅れている。筆者も発売当日に申し込み、その時点では11月末の出荷と表示されていたが年が明けても未だに届かない。また、当初2017年中に発表されると言われて ...