CONTRIBUTOR

福留 亮司

エディター、ライター

ファッション誌の編集に携わり、「エスクァイア日本版」副編集長を経てフリーに。毎年、スイスのジュネーブ・バーゼルで開催される時計の見本市を取材し、バックグラウンドや機能、新作まで造詣が深い。雑誌を中心に多くのメディアで活躍する。

  • 機械式時計の技術が満載 コンプリケーションウォッチ

    時計の中でも、最高峰の技術と位置づけられるのが、コンプリケーションウォッチ=複雑機構と呼ばれるものである。それは、トゥールビヨン、パーペチュアルカレンダー、ミニッツリピーターなどといった機構のことを指す。ただし、その中には、クロノグラフやアラームといった機構は含まれない。また、カレンダー表示に関して ...

  • 復刻モデルでこそブランドの個性が強調される

    今年も例年通り、スイスに世界中の時計バイヤー、ジャーナリストが集結し、時計の祭典ともいうべきフェアが行われた。現在は、大きくジュネーブとバーゼルに別れて行われている時計フェア。今年は、これまでの原点回帰をさらに成熟させ、各ブランドが充実した新作をラインアップしてきた。ここ数年、多くのブランドが個性を ...

  • 興味深いムーンフェイズから人間本来のリズムを知る

    今年もムーンフェイズ・モデルが目についた。近代まで月の運行を元にした太陰太陽暦が用いられた日本はともかく、古くから太陽暦を採用していたヨーロッパでもこれほど人気があるのか?と驚くほどである。では、まず腕時計に搭載されているムーンフェイズ機構について確認しておこう。月の公転に要する1カ月という時間の単 ...

  • ドレスウォッチはすべてのモデルのベースになる

    子供に時計の絵を書くように言うと、必ず、ラウンドケースのいわゆるドレスウォッチが描かれる。それほどに、このモデルは腕時計の基本形なのである。ただ、はじめから腕時計がこの形で登場したのかというと、そうでもない。もともと戦争中に懐中時計を紐で腕に巻き付けたのが発端だと言われているとおり、やはりスポーツウ ...

  • スポーツウォッチこそ唯一の万能と呼べる時計である

    スポーツウォッチといえば、その性格上、実用性重視につくられてきた。もちろん、耐久性、堅牢性に重きが置かれており、当然のごとくタフである。それ故に、ゴツくて、武骨なところがあり、ビジネスシーンでの着用を憚られるものもあった。ただ、1970年代に登場した高額に設定されたスポーツウォッチ、いわゆるラグジュ ...

  • 21世紀の腕時計の特徴は「彩りの豊かさ」

    今世紀に入ってからのテクノロジーの進化は、機械に限ったことではない。ケース、ダイヤルなど、時計の本体を構成する部位にも明らかな違いが見られるようになった。そもそもは、20世紀後半に出現したセラミックによって、これまでなかったホワイトやブラックのケースが登場したことにはじまる。とくに2000年のシャネ ...

  • 新素材との融合で生まれるイノベーティブな腕時計

    腕時計の技術が一気に発展したのは、18~19世紀にかけてである。天才アブラアン・ルイ・ブレゲをはじめとした優秀な時計師たちにより、トゥールビヨン、永久カレンダーなど多くの技術がこの時代に考案されたのである。現在使われている機械式時計の技術の大半は、この時代に出来上がったものといっても過言ではない。そ ...

  • スーツスタイルに最適なケース径30mm台の腕時計5選

    2000年代の大型時計からの反動からか、ここ数年、男性の腕時計は小型化している。少し前までは、ケース径43~44mmのモデルは平気であったし、50mmに近づくモデルもいくつか存在していたが、もはやそういった大きな腕時計はほとんど見なくなった。そこで台頭してきたのが、ケース径30mm台後半の小径モデル ...

  • 高級時計の目利きが惚れる「子や孫に引き継ぎたい時計」

    今回登場していただいた片岡定一さんは、いい機械式時計を代々受け継いでもらいたいと願う、良心のコレクターだ。いま、お気に入りの時計はモリッツ・グロスマンだという。その理由とは?外資系および国内のIT企業でプロジェクトマネジャーを歴任し、現在は投資家として活躍されている片岡定一さんは、高級時計を約100 ...

  • 袖口を邪魔しない、スーツスタイルに「相応しい」腕時計

    南青山にある完全予約制の紳士服店「DOT・TAILOR(ドットテーラー)」。理念は主観的なスーツではなく、気遣いが感じられる「相応しい」スーツという。テーラーの顔である松井陽介さんは、果たしてどんな時計をチョイスしているのだろうか。隙なく着こなしたスーツの袖口からチラッと見えるシンプルな腕時計。まさ ...

  • W杯特化モデルも! 時計ブランドの新作スマートウォッチ3選

    20世紀初頭に腕時計が登場して以来、多くの新しい技術が生まれた。1931年には全回転式ローターの自動巻きムーブメントがロレックスによって開発され、69年にはセイコーがクォーツ式ムーブメントを世に送り出した。時計はゆっくりとだが、進化し、機能を高めてきたのである。そして、2000年代の機械式時計ブーム ...

  • 捻りをいかに加えるかを意識する(DJ/音楽プロデューサー 松浦俊夫)

    今回は、1990年代にU.F.O.(United Future Organization)のメンバーとして、日本におけるクラブカルチャーの礎を築いたDJ、プロデューサーの松浦俊夫さんに話をうかがった。容姿も生き方もスタイリッシュな松浦さんが愛する腕時計とは?約束の場所に行くと、ネイビーのスリーピース ...

  • 時計の「日付表示」のはじまりは? カレンダー機構の進化

    腕時計では時間の表し方にさまざまな方法が用いられている。それは、「時、分、秒」だけにとどまらず、もっと長いスパンの「日」、それから「年」の表現方法にまで及んでいる。時間を知ることを第一とした時計にあって、それらは脇役的な存在かもしれない。が、そこにも個性的な表現をするために高度な技術が投入されている ...

  • 30代半ば、選ぶ腕時計のキーワードは「実用性」

    新しい形の広告代理店を目指し設立されたMacbeePlanet。新しい発想の会社を率いるのが1980年代生まれの若き代表、小嶋雄介さん。広告代理店で揉まれてきた彼が選んだ腕時計は、意外にも王道中の王道。人気モデルであった。小嶋雄介さん率いるMacbee Planetは、2015年夏に設立されたばかり ...

  • 上海で披露された新生ブライトリングの新作「ナビタイマー 8」

    新しい体制となったブライトリングが2018年1月末、上海でワールドプレミアを開催し、新作を発表した。この個性的なブランドは果たしてどうなったのか? 興味深いイベントであった。時計界久々の衝撃ニュースそれは時計界における久々に大きなニュースだった。独立系時計ブランドの雄、ブライトリングの株式を投資会社 ...

  • 勝負の日に身につける、「始まりと終わり」がある腕時計

    企業やメディアのイベントからTV、CMの製作、コンサートまで、あらゆる分野のプロデュースを行っているエンパイア エンターテイメント ジャパン。そのトップとして采配を振るうセオドール・ミラーさん。お気に入りの“ブルガリ オクト”について語ってもらった。「テッドと呼んでください」 ...

  • スキーにもゴルフにも、元アスリートが選ぶスタイリッシュな腕時計

    トップスラローマーとして世界で活躍した岡部哲也さん。現在はスキースクールなどを運営する会社、ネーヴェの代表だ。雪山を滑り、頻繁に海外を行き来する生活を送る岡部さんを魅了した腕時計とは?1980年代から90年代にかけて、アルペンスキーの世界で活躍した岡部哲也さん。当時世界最強の名を欲しいままにしていた ...

  • 話題のアプリ「キャッシュ」の光本勇介に聞く、「思い出の腕時計」

    新しい発想のアプリで話題となった「キャッシュ」。それを立ち上げた若き起業家、光本勇介さんのファーストウォッチは、意外にもヴィンテージだった。時間を大切にする彼から、その原点となる腕時計の話を聞いた。インターネットの知識がない人でも、簡単にネットショップをつくることができるサービスを提供する「STOR ...

  • ビジネスシーンで会話のきっかけになる「いい腕時計」とは

    中村隆洋さんは、最近日本でも盛り上がりをみせる宇宙ビジネスに挑戦する、ポーラスター・スペースの代表取締役。領域は超小型衛星スペエクトルセンサーによるリモートセンシング。新事業のこと、愛機「ロイヤル オーク」について語ってもらった。WEB全般を手掛けてきた中村さんが、新事業として取り組んでいるのが、& ...

  • 時計界の歴史を変えた新しいムーブメント

    時計が時間を知るための道具であることを考えれば当然のことだが、時計の発展と精度の追求は切っても切れないものがある。長い歴史を誇る機械式時計も、精度の追求なくして、ここまでの発展はなかったといっていいだろう。だからこそ、1969年にセイコーによって発表されたクォーツ式腕時計は、時計界にとってとても衝撃 ...