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河 鐘基(ハ・ジョンギ)

AI通信「こんなとこにも人工知能」

1983年北海道生まれ。株式会社ロボティア代表取締役。テクノロジー専門ウェブメディア「ロボティア」を運営。著書に 「AI・ロボット開発、これが日本の勝利の法則」(扶桑社新書)、「ドローンの衝撃」(扶桑社新書)、「ヤバいLINE 日本人が知らない不都合な真実」(光文社)。訳書に「ロッテ 際限なき成長の秘密」(実業之日本社)、「韓国人の癇癪 日本人の微笑み」(小学館)など。

  • 衰退するリアル書店 データとAIは救世主になるか?

    書店が減少の一途を辿っている。日本著者販促センターや調査会社アルメディアなどによると、2000年に約2万1500あった日本の書店の数は、2018年の5月時点で約1万2000店にまで激減。また、取次大手トーハンが2017年に実施した調査によれば、書店が1軒もない市区町村の割合が全国で2割以上に達したと ...

  • 米国を横目に中国がしかける「AI政策」次の一手

    中国教育部が「人工知能専門家組織」を発足させた。同組織は今後、大学でのAI人材育成、産学共同研究支援、政策決定のためのブレーンの役割など、中国の人工知能産業の発展に関する重要な舵取りを担うことになる。組織は20人の諮問専門家チームおよび、14人の実務専門家チームで構成された。合計34人の専門家には、 ...

  • サムスンの英AIセンター、表情解析&ヘルスケアAIを開発中

    サムスン電子は今年5月、マイクロソフトケンブリッジ研究所の元ディレクターAndrew Blake氏らを招聘し、英ケンブリッジに人工知能を研究するセンター「AI Centre Cambridge」をオープンした。同社は米国・シリコンバレー、カナダ・トロント、ロシア・モスクワにもAIセンターを設置。順次 ...

  • ヘルスケアから死亡確認まで、畜産業を自動化するAI

    酪農・畜産業における人工知能のユースケースが着々と増え始めている。すでにポピュラーになりつつある使い方としては、「疫病の早期発見」や「飼育工程管理」「発情期・妊娠の早期察知」などがある。家畜に取り付けられたウェアラブル端末や、厩舎内のカメラ・センサーから得られたデータ(体温、体重、動作パターンなど) ...

  • あれもこれもアルゴリズム ファッション界に浸透する人工知能

    街中で気になる服を撮影し、画像をアップロードすると人工知能が該当商品や類似製品を紹介してくれる──。画像認識技術を使った「ファッションレコメンドアプリ」が、いま世界各国で続々と登場している。個人の趣味やライフスタイル、TPOに合わせて服をおすすめしたり、パーソナライズしてくれる「AIコーディネートア ...

  • 「リアルを変える」ゲーム企業の人工知能

    人工知能(AI)を開発する担い手として、存在感を強めている産業がある。ゲーム業界だ。世界各国のゲーム会社は自社サービスに人工知能を取り入れたり、また逆にゲーム開発過程で培った技術を人工知能と組み合わせることで、他産業進出の契機をつくろうとしている。例えば、米ソフトウェア企業・Unity Techno ...

  • 捜査を免れるネット隠語 ソウルで「人工知能捜査官」を構築へ

    中国では、顔認識や行動検知技術など人工知能(AI)を使った犯罪捜査が一般化して久しい。当局との協力関係を築くことで、知名度や収益を爆発的に伸ばす企業も登場している。「Face ++(旷视科技)」はその代表格だ。2011年に唐文斌氏らが設立した同企業は、いまや中国を代表するAI企業に成長。「Face ...

  • 拡大する偽造品市場、AIにかかる「コピー撲滅」への期待

    コピー商品や偽造品の製造・販売市場は、とてつもなく大きい。2017年に模造品業者が稼ぎだした金額は、おおよそ5000億ドル(約55兆円)に達すると言われている。コピー商品と言えば、高級ブランドを複製した「スーパーコピー」などがすぐに思い浮かぶが、実際にはあらゆる日常的な消費財や、企業向け製品なども含 ...

  • 「差別するAI」は無知なだけ? 批判より啓蒙を

    総合学術雑誌・ネイチャーは、人工知能(AI)による性差別や人種差別が深刻な社会問題として浮上しているとし、コンピュータエンジニアがこれを正す必要があると警告した。AIの学習にはさまざまデータが使用されるが、その際、特定の性別・民族・文化を代表するものに偏ってしまい、人間社会の不平等が機械に反映され始 ...

  • 保険トラブルの種「約款づくり」もAIが救世主に?

    保険契約者と保険会社の間に結ばれる契約内容・義務・条件などが記載された文書(以下、保険約款)の校正・修正作業に、人工知能(AI)を取り入れようという動きが本格化しようとしている。約款は契約者にとって非常に重要なものであるが、実際問題、あの辞書のような文書を隅から隅まで読み込んで、細かくチェックする几 ...

  • 絶滅の危機に瀕する虎をAIで救え! WWFとインテルが協力

    絶滅の危機に瀕している東北虎(別名アムールトラ、白頭山虎)の保護のために、人工知能(AI)が活用される見通しだ。中国・チャイナデイリーなど海外メディア各社が報じたところによると、世界自然保護基金(WWF)と半導体メーカーのインテルが、吉林省・長春で「東北虎の監視・保護のための人工知能協約式」を行った ...

  • 「音」で異常や故障を検知 人工知能の応用広がる

    韓国の現代・起亜自動車が、自動車の故障を診断する人工知能システムの開発に成功した。同社側の説明によれば、同様のシステムが実用化レベルに達したのは世界初の事例だという。現代・起亜自動車南陽研究所のエンジンNVHリサーチラボは、人工知能に“自動車から生じる騒音”を学習させ、故障部 ...

  • 予告編から「客入り」を予測 人工知能が映画製作の助けに?

    映画をみるとき、本編と同様についつい見入ってしまうものがある。映画の予告編である。映画館にしろ、DVDにしろ、予告編を見て次に見る作品を選ぶ(もしくは選ばされてしまう)視聴者も、きっと少なくないはずである。そして、その予告編に関するテクノロジーは、日々、発展を遂げている。米国では、予告編のみを分析し ...

  • ソフトバンクの駐車場シェアサービス「BLUU」は成功できるか

    7月19、20日の二日間にわたり、港区にあるザ・プリンス パークタワー東京で「ソフトバンクワールド2018」が開催された。会場ではソフトバンクおよび協賛各社によって展示・講演が行われ、人工知能(AI)やIoTなど先端テクノロジーの実用例・商用例が数多く紹介された。なかでも興味深かったのが、ソフトバン ...

  • ユーザーが個人データを売買? AIスピーカーの課題を解決する新アイデア

    シンガポールに拠点を構える調査会社・Canalysは7月上旬、グーグルホーム、アマゾンエコーなど、人工知能を搭載したスマートスピーカー(以下、AIスピーカー)の出荷台数が、2018年末までに1億台を突破すると予測。その後も爆発的に増え続け、2022年までにはおよそ3億台に達するとの見通しを発表した。 ...

  • サムスンが世界主要大学に共同研究を提案 次世代の人材確保へ

    サムスン総合技術院(SAIT)が、米国、カナダ、中国などの20の大学および教授、研究者に人工知能をはじめとする次世代技術分野の共同研究を提案したという。報道元の韓国では、「サムスン電子がグローバル規模で産学協力を強化していこうという意志の表れではないか」と見られている。提案先は、サムスン電子トロント ...

  • 中国警察が民間企業と研究所設立 顔認識技術の精度向上を狙う

    中国・警察当局が民間企業と協力し、顔認識技術など、治安維持に効果的な人工知能(AI)の研究に拍車をかけようとしている。中国・公安部は、中国人民公安大学に設置された「安全防犯技術およびリスク評価公安部重点実験室」と、国内民間企業・クラウドウォーク(CLOUDWALK)が共同で、「スマート映像分析研究セ ...

  • AIがメディアの速報性の鍵に? 新概念「拡張ニュースルーム」とは

    ニュースメディアと人工知能(AI)の融合が着々と進んでいるようだ。今年6月、ポルトガル・エストリルで開催された世界編集者フォーラム(World Editors Forum、WEF)では、「拡張ニュースルーム(Augmented Newsroom)」という、日本ではあまり聞き慣れないコンセプトが注目さ ...

  • 「おひとり様」狙うロッテの新スナック、開発の影にAIあり

    各業界と同様に、製菓業界でも人工知能を利活用しようという動きが活発になりつつある。ロッテグループの韓国法人・ロッテ製菓は先頃、「コーカルコーン・バッファローウィング味」というスナック菓子を販売開始した。バッファローウィングとは、米発祥の辛いソースを絡めたチキン料理。スナック菓子は、日本でもお馴染みの ...

  • 中国AI企業の9割が赤字 業界関係者がリスクと課題を指摘

    中国のAI系スタートアップのほとんどが経営に苦しんでいるという厳しい現実が提示された。6月13日から15日まで上海で開催された「世界スマート+新ビジネスサミット2018」で発表された「中国AI商業化実現報告書2018」によると、2017年の中国AIスタートアップ90%以上の収支が赤字だったという。2 ...